

ABAセラピー
ハンズオントレーニング
目指せ!
ABAセラピースキルアップ
ABAセラピスト資格は取ったけれどまだ実践に不安がある。理論はわかっているつもりだけど実際にどうセラピーをして良いのかわからない。ABAは科学的な根拠に基づく理論ですが、実際のABAセラピーに関しては「習うより慣れろ」の要素も大きいのです。
プロンプトを出しても行動してくれない、指示を理解してくれない、強化子を返してくれないなど、初めてABAセラピーに取り組むと沢山のつまずきポイントがあります。しかし実際に体を動かして練習をすることでセラピーのコツを掴むことができます。「楽しく・学びあるセラピー」を提供するために、一緒に練習していきましょう!

参加資格
開催日程
東京 年3回程度
1day 10:00-16:00
土日祝に開催
特になし
ABAセラピーでは、どの技法を使用するにしても指導の基本は同じです。
以下にABAセラピーに共通する指導のポイントを解説します。

Point 1
スモールステップ

最初から難しい課題を出すのではなく、お子さんのレベルに合わせたスモールステップで取り組んでいきます。
もしお子さんが大人の指示に従うのが難しい、という課題があるのであれば、目を合わせる、ものを受け取る、呼びかけに振り返る、などの課題から練習していきます。

Point 2
プロンプト

ABAセラピーの対象になるお子さんにとって、ABAセラピーで出される課題は難しいものです。ですので最初は正しく回答(行動)できるよう、プロンプト(手助け)をしてあげましょう。
答えを指差して教えてあげたり、手を少し誘導してあげたり、声をかけてあげたり。これらのヒントをあげることで正解する可能性がグッと上がります。

Point 3
強化



お子さんが正しい回答(行動)ができたら、強化子を渡しましょう。おもちゃや褒め言葉、ハイタッチ、ちょっとしたお菓子など、お子さんが喜ぶものであればなんでもOKです。
本人が嬉しいものであることがポイントです。ABAセラピーの時だけ使える新しいおもちゃや、とっておきのお菓子を準備してあげると良いでしょう。

Point 4
三項随伴性



セラピストが指示を出す(A)、お子さんんが回答する(B)、正しい回答であったら強化する(C)。このように、ABAセラピーは三項随伴性と言って、一連の流れがあります。
この流れでセラピーを進めることでお子さんは効率よく様々なスキルを身につけることができます。
お子さんの発達段階に合わせて課題は大きく初級・中級・上級に分かれます

初級課題
発達年齢18ヶ月まで相当


ABAを始められるお子さんのほとんどは初級課題から開始されます。
目を合わせる、指差した方を見る、物を受け取る、呼びかけに対し振り返る、椅子に座る。人とのコミュニケーションの基盤となるスキルを学んでいきます。
大人の指示を聞くコンプライアンスが確立していない場合が多く、実は初級課題の対象になるお子さんへのセラピーの難易度は高いと言えます。

中級課題
発達年齢18ヶ月から36ヶ月まで相当
発語を促し、語彙を増やし、会話の力を育てていきます。ものや人に注目するマッチングや模倣のスキル、おもちゃで適切に遊ぶなど余暇スキルの向上、トイレットトレーニングなどにも取り組みます。



上級課題
発達年齢36ヶ月から48ヶ月まで相当


会話力などさらにレベルの高い課題に取り組んでいきます。物の貸し借りをする、ゲームで負けても泣かない、など社会性の向上やこだわりへの対応などにも取り組みます。就学に向けてひらがなや数字などアカデミック課題も開始します。
お子さんの発達段階や取り組んでいる課題に合わせて技法を選択します。
以下に代表的な技法であるDTT・NET・VBを解説します。

DTT
DTT(Discrete Trial Training)
離散試行型指導法



お子さんが集中しやすい環境で、セラピストと1対1で実施します。何度も繰り返し同じ課題に取り組むことでスキルが身についていきます(マストライアル)。
構造化された環境でシンプルな課題に取り組むため、伸ばしたいポイントを集中して取り組める、指導者が変わっても一貫した指導をすることができるなどのメリットがあります。



NET
NET(Natural Environment Teaching)
自然環境下指導法

家庭や学校など、クライアントさんにとっての自然な環境もしくはそれに似た環境で取り組みます。本人のモチベーション/やりたい気持ちを重視し、そのモチベーションを使用して課題を導入します。◯◯したいという要求を現す適切なコミュニケーションを教えたり、その要求を叶える際に他の関連するスキルを教えたりします。

VB
VB(Verbal Behavior)
言語行動

「言葉」を中心にABAセラピーを行います。自分の要求を伝えられないことは、叩いたり叫んだりなどの癇癪に繋がります。
自分がしたいこと・したくないことを伝えるスキルを身につけることで適切なコミュニケーションをすることが出来るようになります。
また語彙を増やし、相手の言葉を理解を促すトレーニングも合わせて行います。
研修の流れ

Step 1
講座を選ぼう
あなた自身のABAセラピストとしてのスキルレベルに合わせて講座を選びましょう。スキルレベルはテストなどはなく、自己申告で問題ありません。最初からにわとりクラスにお申し込みいただくことも可能です。

ひよこクラス
ABAセラピー未経験から経験1年未満程度の方。

にわとりクラス
ABAセラピー経験はあるがスキルアップしたい方。ひよこクラスをすでに完了された方。

Step 2
事前講義
ABAセラピーの基本を動画で解説しています。講義時間は約2時間、出来るだけ視聴完了してから当日参加しましょう。講義はYouTubeを介して配信されますのでスマホやタブレット、パソコンなどから視聴可能です。


Step 3
研修当日
1day 10:00-16:00
メンバー

参加者(定員10名)

BCBA
行う内容
初級課題の日・中級課題の日・上級課題なの日があります

初級課題

中級課題

上級課題
DTT・NET・VBなど様々な技法を経験いただきます



DTT

NET
VB
