• Sakurako Tanaka BCBA-D

チェイニング

チェイニングとは、お子さんにスキルを教える際に使用する効果的なテクニックです。


チェイニングでは1つの課題をスモールステップに分割し、そのステップごとに学習し、最終的に全てのステップをつないでいきます。



例えば手洗いという課題であれば、手を擦る、洗い流す、タオルでふく、というステップにわけ、それぞれを指導します。



タスクアナリシス


一つの課題をスモールステップに分割することをタスクアナリシスと言います。


タスクアナリシスをすることによって、生徒がどこにつまずいているのか、どう指導したら良いのかがわかるようになります。



チェイニングの3つの種類


チェイニングには3つの種類があります。

1) 順向連鎖化 

2) 逆向的連鎖化 

3) 総課題提示法

です。




順向連鎖化


1つ目のチェイニングは 順向連鎖化  です。

最初のステップから教えていきます。


例えば、雪だるまを作るという課題を順向連鎖化 で行う場合、最初下の雪玉を作れただけで強化します。

そのステップができるようになったら下の雪玉プラス上の雪玉を作れたら強化します。

そのステップもできるようになったら下の雪玉プラス上の雪玉プラス目を作れたら強化します。


このように最初のステップから教えていき徐々にハードルを上げることにより雪だるまを作るという一連の課題を出来るようになるのです。




逆向的連鎖化 


2つ目のチェイニングは 逆向的連鎖化です。

最後のステップから教えていきます。


例えば、靴紐を結ぶという課題を逆向的連鎖化で行う場合、最初はプロンプトして紐を結び、最後のステップである紐を引っ張るという箇所のみやってもらい強化します。

そのステップができるようになったら最後から二番目のステップ、紐を回すというステップと、最後のステップである紐を引っ張るという箇所をやってもらい強化します。

そのステップもできるようになったら最後から三番目のステップ、紐を通すというステップと、最後から二番目のステップ、紐を回すというステップと、最後のステップである紐を引っ張るという箇所をやってもらい強化します。


このように最後のステップから教えていき徐々にハードルを上げることに靴紐を結ぶという一連の課題を出来るようになるのです。





総課題提示法


3つ目のチェイニングは総課題提示法です。

全てのステップを一気に教えます。


例えば、手洗いという課題を総課題提示法で行う場合、最初のステップである石鹸をとったら強化、二番目のステップである手を擦れたら強化、三番目のステップである指の間を擦れたら強化、四番目のステップである水を流せたら強化、最後のステップである手を拭けたら大きく強化、します。

最後の強化はおやつのような大きな強化子を準備し、それぞれのステップは褒め言葉だけで強化するなど、最も大きな強化子は最後に配置するようにしましょう。


課題が難しい箇所があれば、適宜プロンプトを併用しましょう。




まとめ


お子さんにスキルを教える際に使用する効果的なテクニック、チェイニングを解説しました。

ABAスクールTogetherでは、行動の原理・ABAの理論を広く学び、ABA国際資格であるRBTの取得を目指すことができます。是非私たちと一緒に学んでみてください。




Reference

応用行動分析学 – 2013/5/30ジョン・O・クーパー (著), ティモシー・E・ヘロン (著), ウイリアム・L・ヒューワード (著), 中野 良顯 (翻訳)

761回の閲覧0件のコメント

最新記事

すべて表示

先行介入