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トークンエコノミー


トークンエコノミーとは、トークンを使用したご褒美システムのことです。トークンは良い行動をしたら貰うことができ、トークンを集めるとお子さんは欲しいものと交換することができます。




トークン


トークンはどんなものでも構いません。お子さんに対してよく使用されるのはシールやハンコ、チェックマークです。大人の世界でもポイントカードやお金という形で使われており、私たちの社会に深く根付いています。





トークンボード


ABA療育をする際によく使用されるのがこのトークンボードです。トークンを貯めたら何が貰えるのか、トークンをいくつ貯める必要があるのかを一目で理解することができます。トークンボードを使用することで、お子さんはゴールまでの見通しを持てるようになります。





バックアップ強化子


バックアップ強化子とは、トークンを集めて貰える強化子のことです。この例ではお子さんはトークンを5つ集めるとクッキーを貰えることになっています。このバックアップ強化子はお子さんにとって嬉しいものでなければならず、お子さん自身で何を貰うか決めれるようにすると課題に対してモチベーションを更に高めることができるようになります。





反応コスト


反応コストとは、トークンを使用したペナルティ法です。

予め決めておいたルールに従い、お子さんがよくない行動をしたらトークンを1つ没収します。


例えば、本を破いたらトークンを1つ没収する、などです。




ボーナス反応コスト


反応コストを使用する際にはボーナス反応コストとして最初からトークンを数個お子さんに渡しましょう。


例えば、一日の課題の最初に「今日はトークン3つから開始する」などです。反応コストではトークンを没収することがあるので、トークンがゼロになってしまうと反応コストを使用できなくなるからです。



まとめ


トークンを使用したご褒美システムトークンエコノミーについて解説しました。

ABAスクールTogetherでは、行動の原理・ABAの理論を広く学び、ABA国際資格であるRBTの取得を目指すことができます。是非私たちのサイトで学んで見てください。


 

Reference

応用行動分析学 – 2013/5/30ジョン・O・クーパー (著), ティモシー・E・ヘロン (著), ウイリアム・L・ヒューワード (著), 中野 良顯 (翻訳)

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