Applied Behavior Analysis
ABA
応用行動分析
ABAは多くの研究から導き出された
科学的な療育法
ABAは行動の前後を操作することにより行動を増やしたり減らしたり出来るという原理を利用し、発達障害のお子さんの早期療育に使用されています。言語能力の向上、社会性の向上、小学校普通学級への入学率の上昇などその高い効果が繰り返し示されておりアメリカでは自閉症児の療育法として多くの州で保険適用されています。研究も盛んで早期療育はもちろん問題行動の改善やパフォーマンスの向上など様々な効果が科学的に証明されています。

こんなお困りごとありませんか?
見つめ合う
時間が1秒
もたない
その場で
じっとして
いられない

こだわりが強く
癇癪を起こす
お子さんの発達が気になる方へ
お子さんの発達が気になったとき、家庭で出来ることがあります。
ご両親が ABA の知識を得て 自ら療育を行うことにより、 お子さんの能力を伸ばしていくことが出来ます。
パニックを
起こす
教育・保育・療育に関わる方へ
療育関係者・支援学校の先生はもちろん、 保育士や子供と関わる全ての人たちに ABA の知識は必要です。
理解できない不可解な行動をとる・手に負えない・落ち着きがないなどのお子さんに対して有効な療育方法を見つけ出せる可能性があります。
場の切り替えが
出来ない

指示に従って
くれない

脱走する・立ち歩く
殴る・蹴る・噛む
叫ぶ・
大声をだす
問題行動にお困りの方へ
自傷、他害、大声などの問題行動は ABA を使用することにより減らす事ができます。
ABA を使用し問題行動を良い行動に 置き換えていきましょう。
ABAってどうやるの?
私にも出来る?
ABAは理論を理解し、実践を積めば
誰でも出来るようになります。
3つのポイントを抑えましょう。


POINT.1
基礎原理を理解しよう
行動の後に何が起こるかによって
行動は増えたり減ったりします。
まずは行動を理解しましょう。そのためには「行動」だけでなく、「行動前の出来事」と、「行動後の結果」にも注目してください。


棚にリンゴを見つけた
親の手を引っ張り
キッチンへ連れて行く
行動
行動前の出来事

察した親がリンゴをくれた
行動の後の結果
① 行動前の出来事「欲しいりんごが冷蔵庫にある」
② 行動「大人を連れて行く」すると、
③ 結果「リンゴがもらえた」 という経験をしたとします。
リンゴをもらうというのはこのお子さんにとって嬉しい事ですから、きっとこのお子さんは、この次の機会も、またその次の機会も、
同じような状況があれば、大人の手を引いて冷蔵庫に連れていく、という行動をとるでしょう。

子供にとって
嬉しいことが
起こった!
このように行動の後に良いことがあった結果、
行動が増えることを強化と言います。


POINT.2
強化子
行動の後に起こる良いことを強化子と言います。良い行動を定着させます。

褒める
すごい!
よく出来た!

おもちゃ
偉い!
よく頑張った!
抱っこ
くすぐり

お菓子
さすが!
かっこいい!
上手!
その調子!
行動
偉いね、上手だね、という褒め言葉はもちろん、小さなお子さんは褒められることだけでなく、
抱っこやくすぐりなどの身体の接触、おもちゃやおやつなどが強化子になります。
ABAでは強化子を使い、言葉・身辺自立・指示の理解などをひとつひとつ教えていきます。


POINT.3
消去
行動の後に起こる良いことが起こらなければ、最終的にその行動は減ります。

行動前の出来事
買い物前に「今日はお菓子を買わないよ」と言われた

行動
買い物中にお菓子が欲しくて大泣きする。

お菓子を買ってもらえなかった
行動の後の結果
①行動前の出来事「今日はお菓子を買わないよ」、とママに言われてた
②行動「お菓子が欲しいと大泣きする」すると、
③結果「お菓子を買ってもらえなかった」 という経験をしたとします。
買い物中に大泣きする、という行動をしてもお菓子を買ってもらえなければ、たとえ一時的には泣くという行動は増えても、最終的には減っていきます。
行動の後に良い事がおこならなければ、最終的にはその行動は減ります。これを消去と言います。
ABAでは消去を利用し困った行動を減らしていきます。
泣いても
仕方ないか・・
こんな言い方はNG!!
教育やしつけの一環として叱ることはとても一般的ですが、できる限り失敗をしないエラーレスラーニングを心がけましょう。


全然ダメ!
全く違う!
やり直して!!
こんな風にやっみよう!

POINT.1
プロンプト
お子さんが上手く出来るようにやり方を見せてあげたり、教えてあげたりする手助けをプロンプトと言います。成功体験を多く積むことにより能力を早期に伸ばす事が出来ます。
スモールステップ

POINT.2
上手く出靴下を履けないお子さんであれば、ほとんど介助してあげて最後に引き上げるところだけ自分でやってみることにしましょう。うまく出来たらたくさん褒めて強化ましょう。徐々に踵を入れるところから、靴下を手に取るところから、とスモールステップで自立度をあげていきます。

POINT.3
出来ていることも褒める
静かに机に向かって3分間集中出来ていたら褒める。給食を何も言われずに片付けられたら褒める。失敗した時に注意するのではなく、出来ている時にこそ強化することでその行動は定着します。

ABA
応用行動分析学