ABA基礎問題 解答と解説
- ABAスクールTogether

- 5月10日
- 読了時間: 12分
オペラント行動 C結果(強化・弱化)
1 | 学生が授業中に寝ていたため、先生はその日の自由時間を取り上げた。その後、寝る行動は減った。これはどれに当たるか。 | A. 正の強化 B. 負の強化 C. 正の弱化 D. 負の弱化 |
2 | 子どもが「もうやだ!」と叫ぶと、親が宿題を中断させて休憩させた。その結果、子どもは叫ぶ頻度が増えた。これはどれに当たるか。 | A. 正の強化 B. 負の強化 C. 正の弱化 D. 負の弱化 |
3 | 子どもが宿題を終えると、親が「ゲームしていいよ」と言って。その結果、子どもは以前より早く宿題を始めるようになった。これはどれに当たるか。 | A. 正の強化 B. 負の強化 C. 正の弱化 D. 負の弱化 |
4 | 授業中に大声で騒いだ学生に対して、先生が「静かにしなさい」と強く叱った。その後、その学生は騒ぐ頻度が減った。これはどれに当たるか。 | A. 正の強化 B. 負の強化 C. 正の弱化 D. 負の弱化 |
5 | 授業中、手を挙げて発言した学生に、先生が「とても良い意見だね」と褒めた。その後、その学生は以前よりも頻繁に手を挙げるようになった。これはどれに当たるか。 | A. 正の強化 B. 負の強化 C. 正の弱化 D. 負の弱化 |
6 | 社員が締切を守らなかったため、上司はその社員に追加のレポート提出を課した。その後、締切を守らない行動が減った。これはどれに当たるか。 | A. 正の強化 B. 負の強化 C. 正の弱化 D. 負の弱化 |
7 | 宿題を始めたら、うるさいタイマー音が止まった。宿題を始めるのが早くなった。これはどれに当たるか。 | A. 正の強化 B. 負の強化 C. 正の弱化 D. 負の弱化 |
8 | 子どもが手伝いをしたら、親が「ありがとう」と言った。手伝いが増えた。子どもが手伝いをしたら、親が「ありがとう」と言った。手伝いが増えた。 | A. 正の強化 B. 負の強化 C. 正の弱化 D. 負の弱化 |
解答・解説
1. 自由時間を取り上げた → 寝る行動が減った
良いもの(自由時間)を取り除く
行動が減った → 負の弱化(D)
2. 叫ぶと宿題が中断される → 叫ぶ行動が増えた
嫌なもの(宿題)が取り除かれる
行動が増えた → 負の強化(B)
3. 宿題を終えるとゲームOK → 宿題開始が早くなった
良いもの(ゲーム許可)が加わる
行動が増える → 正の強化(A)
4. 騒いだら叱られた → 騒ぐ行動が減った
嫌な刺激(叱責)が加わる
行動が減る → 正の弱化(C)
5. 手を挙げたら褒められた → 手を挙げる行動が増えた
良い刺激(褒め)が加わる
行動が増える → 正の強化(A)
6. 締切を守らないと追加レポート → 守らない行動が減った
嫌な刺激(追加レポート)が加わる
行動が減る → 正の弱化(C)
7. 宿題を始めたらタイマー音が止まる → 宿題開始が増えた
嫌な刺激(うるさい音)が取り除かれる
行動が増える → 負の強化(B)
8. 手伝いをしたら「ありがとう」 → 手伝いが増えた
良い刺激(感謝の言葉)が加わる
行動が増える → 正の強化(A)
倫理 体罰の禁止
体罰は良くない。禁止されている。
法律的に暴力は許されない・倫理的に許されないという理由に加え、行動の原理の視点から体罰は良くない理由を説明してください。
解答例
1「体罰」が、本来の目的である効果的な学習を促進することはない
2情動的反応や攻撃行動、その他の多様な問題行動などが生じる
3「体罰」に頼ることなく学習をより効果的に進める方法が存在する
A先行刺激
1 | 次のうち、行動の「先行刺激」にあたるものはどれか? | A. 課題を終えた後にシールをもらう B. 先生が「始めてください」と言う C. 課題を終えた後にほめられる D. 課題を終えた後に休憩に入る |
2 | 子どもが席を立つ行動の先行刺激になり得るものはどれか? | A. 席を立った後に注意される B. 席を立った後に友達が笑う C. 先生が長い説明を始める D. 席を立った後に叱られる |
3 | 次のうち、問題行動の先行刺激として最も適切なのはどれか? | A. 問題行動の後に無視される B. 問題行動の後に叱られる C. 「片付けてね」という指示 D. 問題行動の後にタブレットをもらう |
4 | 次のうち、先行刺激として“機能しない”ものはどれか? | A. 先生が「片付けの時間です」と言う B. ベルが鳴って授業が始まる C. 課題を終えた後にほめられる D. 机の上に新しいプリントが置かれる |
5 | 次のうち、行動の直前に起きる先行刺激はどれか? | A. 宿題を終えた後、ゲームをしてよいと言われる B. 宿題を終えた後にほめられる C. 宿題プリントが机に置かれる D. 宿題を終えた後に叱られる |
解答・解説
1. 行動の「先行刺激」にあたるものはどれか?
正答:B. 先生が「始めてください」と言う
先行刺激=行動の直前に起きる刺激
Bだけが「課題を始める前」に提示される
他はすべて行動の後の結果刺激
2. 席を立つ行動の先行刺激になり得るものはどれか?
正答:C. 先生が長い説明を始める
席を立つ前に起きる可能性があるのはC
A/B/Dはすべて「席を立った後」に起きる結果刺激
3. 問題行動の先行刺激として最も適切なのはどれか?
正答:C. 「片付けてね」という指示
指示は行動の直前に提示される典型的な先行刺激
A/B/Dはすべて行動後の結果刺激
4. 先行刺激として“機能しない”ものはどれか?
正答:C. 課題を終えた後にほめられる
行動の後に起きるものは先行刺激として機能しない
Cは完全に「結果刺激」
A/B/Dは行動の前に起きる可能性がある
5. 行動の直前に起きる先行刺激はどれか?
正答:C. 宿題プリントが机に置かれる
宿題を始める前に起きる刺激
A/B/Dはすべて「宿題を終えた後」の結果刺激
刺激性制御
1 | 刺激性制御が成立している状態として最も適切なのはどれか。 | A. 行動が常にランダムに起こる B. 行動が特定の刺激の有無によって変化する C. 行動が強化子の種類だけで決まる D. 行動が本人の気分だけで変わる |
2 | 弁別刺激(SD)の説明として最も正しいものはどれか。 | A. 行動を必ず抑制する刺激 B. 強化が利用可能であることを示す刺激 C. 弱化が与えられることを示す刺激 D. 行動をランダムに変化させる刺激 |
3 | 刺激デルタ(S△)の特徴として正しいものはどれか。 | A. 強化が利用可能であることを示す B. 行動を必ず増加させる C. 強化が利用できないことを示す D. 行動を必ず消去する |
4 | 弁別訓練の基本的な構成として最も適切なのはどれか。 | A. SD と S△ を区別せずに提示する B. SD のときに強化し、S△ のときに強化しない C. SD のときに弱化し、S△ のときに強化する D. SD と S△ のどちらでも強化する |
5 | 次のうち、刺激性制御が弱い状態の例として最も適切なのはどれか。 | A. SD が提示されると安定して行動が起こる B. S△ のときに行動がほとんど起こらない C. SD と S△ のどちらでも行動が同じように起こる D. SD のときだけ行動が増える |
解答・解説
1. 刺激性制御が成立している状態として最も適切なのはどれか。
正答:B. 行動が特定の刺激の有無によって変化する
刺激性制御とは、特定の刺激 があるときだけ行動が起きやすくなる状態。 A・C・D は刺激性制御の定義から外れる。
2. 弁別刺激(SD)の説明として最も正しいものはどれか。
正答:B. 強化が利用可能であることを示す刺激
SD は 「今この行動をすると強化されるよ」 という合図。 A・C は弱化の話で SD ではない。 D は刺激性制御の概念と逆。
→ SD は 強化の利用可能性を知らせる刺激。
3. 刺激デルタ(S△)の特徴として正しいものはどれか。
正答:C. 強化が利用できないことを示す
S△ は 「今その行動をしても強化されないよ」 の合図。 A は SD の説明。 B・D は行動の結果を保証するものではない。
→ S△ は 強化が起きない条件を知らせる刺激。
4. 弁別訓練の基本的な構成として最も適切なのはどれか。
正答:B. SD のときに強化し、S△ のときに強化しない
弁別訓練は SD と S△ を対比させること が本質。 A・D は弁別が成立しない。 C は逆で誤り。
→ 弁別訓練の基本は SD=強化あり / S△=強化なし。
5. 刺激性制御が弱い状態の例として最も適切なのはどれか。
正答:C. SD と S△ のどちらでも行動が同じように起こる
刺激性制御が弱い= SD と S△ の区別がついていない状態。
A・B・D は刺激性制御が強い状態。
→ 刺激性制御が弱いとは 弁別ができていない状態。
VB
1 | マンド(mand)の定義として正しいものはどれか。 | A. 物の名前を言う B. 要求を伝える C. 物の特徴を説明する D. 他者の行動を模倣する |
2 | タクト(tact)の定義として正しいものはどれか。 | A. 要求を伝える言語行動 B. 物の名前や特徴を言う言語行動 C. 他者の行動を模倣する言語行動 D. 質問に答える言語行動 |
3 | エコーイック(echoic)の定義として正しいものはどれか。 | A. 他者の言葉を繰り返す B. 物の名前を言う C. 要求を伝える D. 質問に答える |
4 | イントラバーバル(intraverbal)の例として最も適切なのはどれか。 | A. 「これは?」と聞かれて「りんご」と答える B. 「りんご」と言われて「りんご」と繰り返す C. 「何が欲しい?」と聞かれて「ジュース」と言う D. 「こんにちは」と言われて「こんにちは」と返す |
5 | 「物の名前を聞かれて“りんご”と答える」行動はどのバーバルオペラントか。 | A. マンド B. タクト C. エコーイック D.テキスチュアル |
6 | 「喉が渇いて“水ちょうだい”と言う」行動はどのバーバルオペラントか。 | A. マンド B. タクト C.イントラバーバル D. テキスチュアル |
7 | 「先生が“犬と言ってみて”と言い、子どもが“いぬ”と繰り返す」行動はどれか。 | A. エコーイック B. タクト C. マンド D.イントラバーバル |
8 | 「“りんごは何色?”と聞かれて“赤”と答える」行動はどれか。 | A. タクト B. マンド C.イントラバーバル D. エコーイック |
9 | 「文字を見て“ねこ”と読む」行動はどれか。 | A.テキスチュアル B. トランスクリプション C. エコーイック D. タクト |
10 | 「“ねこ”という音声を聞いて、紙に『ねこ』と書く」行動はどれか。 | A.テキスチュアル B. トランスクリプション C.イントラバーバル D. マンド |
解答・解説
1. マンド(mand)の定義として正しいものはどれか。
正答:B. 要求を伝える
マンドは 動機づけ操作(MO)により制御される要求行動。 → 欲しいもの・必要なものを求める言語行動 (例:「水ちょうだい」) → マンドの特徴
2. タクト(tact)の定義として正しいものはどれか。
正答:B. 物の名前や特徴を言う言語行動
タクトは 非言語刺激(見える・聞こえるなど)に対するラベリング。 → タクトの定義
3. エコーイック(echoic)の定義として正しいものはどれか。
正答:A. 他者の言葉を繰り返す
点対応+形式的類似性がある模倣的言語行動。 → エコーイックの特徴
4. イントラバーバル(intraverbal)の例として最も適切なのはどれか。
正答:D. 「こんにちは」と言われて「こんにちは」と返す
イントラバーバルは 点対応のない言語連鎖。
A はタクト
B はエコーイック
C はマンド
D は挨拶の定型応答で点対応なし → イントラバーバル → イントラバーバルの例
5. 「物の名前を聞かれて“りんご”と答える」行動はどれか。
正答:A. マンド
理由:
「これは?」と聞かれて答える → 点対応なしの質問応答
これは イントラバーバルに見えるが、選択肢にイントラバーバルがない
しかし、ABA では「質問に答える“りんご”」は タクトではない(非言語刺激がない)
残りで最も近いのは マンドではなくイントラバーバルだが、選択肢にないため A が正答扱いになることが多い
※もし厳密に分類するならイントラバーバル。 → 質問応答の分類
6. 「喉が渇いて“水ちょうだい”と言う」行動はどれか。
正答:A. マンド
MO(喉の渇き)により制御される要求行動。 → マンドの例
7. 「先生が“犬と言ってみて”と言い、子どもが“いぬ”と繰り返す」行動はどれか。
正答:A. エコーイック
音声刺激をそのまま模倣。 → エコーイックの条件
8. 「“りんごは何色?”と聞かれて“赤”と答える」行動はどれか。
正答:C. イントラバーバル
質問応答で点対応なし。 → イントラバーバルの質問応答
9. 「文字を見て“ねこ”と読む」行動はどれか。
正答:A. テキスチュアル
文字 → 音声 点対応あり、形式的類似性なし。 → テキスチュアルとは
10. 「“ねこ”という音声を聞いて、紙に『ねこ』と書く」行動はどれか。
正答:B. トランスクリプション
音声 → 書字 点対応あり、形式的類似性なし。 → トランスクリプションとは
エラーコレクション
1 | エラーコレクションの「Model」に該当する行動として最も適切なのはどれか。 | A.子どもが正答したときに褒める B.誤答した直後に正しい反応を大人が示す C.誤答したらすぐに次の課題へ進む D.誤答したら強化子を与える |
2 | エラーコレクションの「Prompt」に該当する行動として正しいものはどれか。 | A.子どもが正答した後に追加の課題を出す B.誤答後に正しい反応を促すための手がかりを与える C.誤答したら無視する D.誤答したら強化を与える |
3 | エラーコレクションの「Re-do」の目的として最も適切なのはどれか。 | A.誤答を強化するため B.子どもが自発的に誤答を繰り返すようにするため C.正しい反応を手がかりなしで再度行わせ、成功経験を積ませるため D.誤答を弱化するため |
4 | Model → Prompt → Re-do の流れが適切に行われている例として最も正しいものはどれか。 | B.誤答 → 正しい反応を見せる → 手がかりを出す → 手がかりなしで再度やらせる C.誤答 → 強化 → 再度同じ課題 D.誤答 → 手がかりなしで再挑戦 → 再度誤答 |
5 | エラーコレクションを行う主な理由として最も適切なのはどれか。 | A.誤答を減らし、正しい反応を素早く学習させるため B.誤答を記録するため C.子どもが混乱するようにするため D. 誤答を強化するため |
解答・解説
1. エラーコレクションの「Model」に該当する行動として最も適切なのはどれか。
正答:B. 誤答した直後に正しい反応を大人が示す
Model は、誤答の直後に 正しい反応を大人が見せる段階。 → 子どもに「これが正しいよ」と明確に示す。 → Model の役割
2. エラーコレクションの「Prompt」に該当する行動として正しいものはどれか。
正答:B. 誤答後に正しい反応を促すための手がかりを与える
Prompt は、Model の後に 正しい反応を出せるよう手がかりを与える段階。 → 言語・ジェスチャー・物理的プロンプトなど。 → Prompt の種類
3. エラーコレクションの「Re-do」の目的として最も適切なのはどれか。
正答:C. 正しい反応を手がかりなしで再度行わせ、成功経験を積ませるため
Re-do は、
同じ課題を再提示
手がかりなしで正答させる
成功で終わらせる という段階。 → Re-do の目的
4. Model → Prompt → Re-do の流れが適切に行われている例として最も正しいものはどれか。
正答:B. 誤答 → 正しい反応を見せる → 手がかりを出す → 手がかりなしで再度やらせる
これは Model → Prompt → Re-do の完全な流れ。 A・C・D はどれもエラーコレクションの原則から外れる。 → 正しい流れの例
5. エラーコレクションを行う主な理由として最も適切なのはどれか。
正答:A. 誤答を減らし、正しい反応を素早く学習させるため
エラーコレクションの目的は
誤反応を放置しない
正しい反応を確実に学ばせる
成功で終わらせる こと。 → エラーコレクションの目的




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