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刺激/反応・刺激クラス/反応クラス
ABA(応用行動分析)では、行動を理解するために 刺激(Stimulus) と 反応(Response) の関係を整理することがとても重要です。 さらに、刺激や反応を「グループ」として捉える 刺激クラス(Stimulus Class) と 反応クラス(Response Class) という考え方は、支援の質を大きく左右する基本概念です。 この記事では、この4つをやさしく解説します。 ◆1. 刺激(Stimulus)とは? 環境の変化で、行動に影響を与えるもの。 ポイントは「変化」。 ●刺激の例 ドアベルが鳴る(音の変化) 光がつく(視覚の変化) 匂いがする(嗅覚の変化) 先生が近づく(状況の変化) 気温が下がる(身体感覚の変化) 刺激は 五感で知覚できる環境の変化 と考えると理解しやすいです。 ◆2. 反応(Response)とは? 刺激に対して生体が示す行動の1回分。 ●反応の例 ドアベルが鳴る → 振り向く 光がつく → 目を細める 名前を呼ばれる → 手を挙げる 寒い → 上着を着る 反応は「行動の1つの単位」です。 ◆3. 刺激クラス(

ABAスクールTogether
5月1日読了時間: 3分


飽和・剥奪と 確立操作・無効操作
行動が変わる「状態」と「機能」を区別しよう ABA(応用行動分析)では、行動が起きやすくなる条件を理解することがとても大切です。 その中でもよく登場するのが、 飽和(satiation) 剥奪(deprivation) 確立操作(EO:Establishing Operation) 無効操作(AO:Abolishing Operation) の4つです。 名前は難しそうですが、実はとても身近な概念です。 この記事では、保護者や支援者の方にも分かりやすいように、例を交えながら整理していきます。 ◆まず最初に:一番大事なポイント 飽和・剥奪は「状態」 EO・AOは「その状態が行動に与える影響」 この違いを押さえると、理解が一気にスムーズになります。 ◆1. 飽和(satiation)と剥奪(deprivation)とは? ●飽和(satiation) ある強化子(好きなもの・活動)を十分に得た状態です。 例:お菓子をたくさん食べた → お菓子の価値が下がる 例:タブレットを長時間使った → タブレットの魅力が下がる ●剥奪(deprivation)

ABAスクールTogether
5月1日読了時間: 3分


外的動機付け 内的動機付け
子どもの学習支援や行動支援の現場では、「ご褒美でやらせるのは良くないのでは」「内的動機付けを育てたい」という声をよく聞きます。 しかし ABA(応用行動分析)の視点では、外的・内的という区分は“やる気の種類”ではなく、行動を維持している強化子の種類の違いとして理解します。 そして ABA の実践で最も重要なのは、 外的動機付け(人工的な強化子)から始め、内的動機付け(自然な強化子)へ移行することです。 外的動機付け:人工的な強化子で行動を始める段階 外的動機付けとは、行動の結果として得られる外部の刺激が行動を維持している状態です。 ここで言う刺激とは、シール、ゲーム、スイーツ、ほめ言葉、注目、叱責の回避など、行動の“外側”にあるものです。 ABA では、こうした人工的な強化子は「行動を始めるためのスターター」として非常に有効だと考えます。 興味が薄い行動や、まだ習慣化していない行動は、自然な強化だけではなかなか始まりません。 そのため、まずは人工的な強化子を使って行動を引き出し、成功体験を積ませることが重要になります。 内的動機付け:自然な強化子

ABAスクールTogether
4月28日読了時間: 3分


プラチェック Planned Activity Check(PLACHECK) 瞬間タイムサンプリング
― “瞬間タイムサンプリング”でクラス全体の集中度を測る方法 ― 授業中の子どもたちの様子を見ていて、「今日は集中している子が多い気がする」「この指導はクラス全体に効果があるのだろうか」と感じることがあります。 こうした“感覚”を、客観的なデータとして見える化できる方法が、Planned Activity Check(PLACHECK/プラチェック)です。 PLACHECKは、ABAで使われる「瞬間タイムサンプリング(Momentary Time Sampling:MTS)」を集団向けに応用した方法です。 一定のタイミングでクラス全体を一瞬だけ観察し、その瞬間に「適切な行動をしている人数」を数えます。 【1. PLACHECKとは何か】 PLACHECKは、決められたタイミングでクラス全体を一瞬だけ観察し、その瞬間に何人が「適切な行動(オンタスク)」をしているかを記録する方法です。個々の子どもを追いかけ続ける必要はなく、観察はその瞬間だけで済みます。 これは、瞬間タイムサンプリングを個人ではなく「集団」に適用したものです。 ・瞬間タイムサンプリン

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4月19日読了時間: 3分


行動の操作的定義・死人テスト
初級 【問題1】 次のうち、死人テストをクリアする行動はどれか? A:黙っている B:笑わない C:机に向かって鉛筆で字を書く D:落ち着いている 正解:C 解説:死人には「字を書く」ことはできないため、行動として扱える。 【問題2】 次のうち、死人テストに不合格となる「状態」の例はどれか? A:黒板に向かって手を挙げる B:静かにしている C:プリントを机に置く D:「はい」と返事する 正解:B 解説:「静かにしている」は状態であり、死人でも可能。 【問題3】 次のうち、否定形であり行動として扱えないものはどれか? A:立ち歩かない B:手を挙げる C:ノートに書く D:返事をする 正解:A 解説:「〜しない」は行動の不在であり、死人でもできてしまう。 【問題4】 次のうち、受け身の表現であり行動として扱えないものはどれか? A:抱っこされる B:「抱っこして」と言う C:近づいてハグする D:手を振る 正解:A 解説:受け身は本人の能動的行動ではない。 【問題5】 次のうち、操作的定義として最も適切なのはどれか? A:ちゃんと聞く B:落ち着

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3月13日読了時間: 4分


刺激等価性(Stimulus Equivalence)
ABA(応用行動分析)には、 「ある刺激を学ぶと、教えていない別の刺激も理解できるようになる」 という、とても興味深い学習の仕組みがあります。 それが 刺激等価性(Stimulus Equivalence) です。 刺激等価性が成立すると、 学習者は 刺激同士の関係を自分で広げていく ことができ、 学習効率が大きく高まります。 刺激等価性は、次の3つの関係から成り立ちます。 反射性(Reflexivity) 対称性(Symmetry) 推移性(Transitivity) ひとつずつ見ていきましょう。 ① 反射性(Reflexivity)A=A 自分自身と一致する関係 反射性とは、 「A は A と同じである」 という、もっとも基本的な関係です。 例: 文字「A」を見せて「A と同じものを選んでね」と言うと、同じ「A」を選ぶ 自分の名前カードを見て、同じ名前カードを選ぶ これは、刺激をそのまま“同じもの”として認識できる力です。 ② 対称性(Symmetry)A=B ▶︎ B=A 教えた関係が“逆向き”にも成立する 対称性とは、 「

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3月4日読了時間: 4分


条件性動機づけ操作(CMO)
ABA(応用行動分析)では、行動が起きる背景として MO(動機づけ操作) がとても重要です。 その中でも、過去の経験によって学習された動機づけを 条件性動機づけ操作Conditioned Motivating Operations(CMO) と呼びます。 CMO は、 「その人がこれまでどんな経験をしてきたか」 によって、行動の起こりやすさが変わるという考え方です。 CMO には次の3種類があります。 CMO-R(反射性) CMO-S(代理性) CMO-T(移行性) それぞれ、日常の例を使いながら解説していきます。 ① CMO-R(反射性) 嫌なことを避けるために行動が起きる CMO-R は、 「このままだと嫌なことが起きるかもしれない」 という経験から生まれる動機づけです。 過去に嫌な結果を経験しているため、 その状況を避けたり逃げたりする行動が強くなります。嫌な経験を避けるために行動が起きる という、非常に日常的で理解しやすい動機づけです。 雨に濡れた → 傘を持つようになる 叱られた → その状況を避ける 痛い思いをした → 同

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3月4日読了時間: 5分


刺激(Stimulus)と刺激クラス(Stimulus Class)とは
ABA(応用行動分析)では、 行動を理解するために 刺激(Stimulus) という概念がとても重要です。 刺激とは、 環境の中で起きる変化で、私たちの行動に影響を与えるもの。 さらに、刺激を分類した 刺激クラス(Stimulus Class) を理解すると、 行動の予測や支援の設計がぐっとしやすくなります。 ① Environment(環境)とは? 行動が起きる“すべての状況” 環境とは、 生きている個体を取り囲むすべての物理的状況 のこと。 例: 家具 人 音 気温 光 公園や教室などの場所 行動は環境なしには起きません。 ABA では「行動は環境との相互作用」として扱います。 ② Stimulus(刺激)とは? “環境の変化”であり、行動に影響を与えるもの 刺激とは、 感覚で知覚できる環境の変化 のこと。 ポイントは「変化」です。 ■ 刺激の例 ドアベルが鳴る(音の変化) TV の音量が上がる(強度の変化) 鳥が突然飛び立つ(視覚的変化) コーチが急に部屋に入ってくる(状況の変化) 匂いがする、風が吹く、光が強くなる ③ 刺激が影響する3つ

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3月4日読了時間: 5分


行動・反応・反応クラス・行動レパートリーとは
ABA(応用行動分析)では、 「行動」を扱うときにいくつかの重要な概念を区別して使います。 Behavior(行動) Response(反応) Response Class(反応クラス) Repertoire(レパートリー) これらは似ているようで、違う意味を持っています。 支援や記録の精度を上げるためにも、正しく理解しておくことが大切です。 ① Response(反応) “行動の1回分”を指す最小単位 反応(Response)とは、行動の1回の発生 のこと。 ■ 例 ジャンプを1回する 手を1回挙げる 「はい」と1回言う 行動の“1つひとつの出来事”を数えるときに使います。 ② Behavior(行動) “複数の反応のまとまり”であり、生き物の活動すべて 行動(Behavior)とは、複数の反応の集合体 のこと。 生きている個体が環境と関わるすべての活動を指します。 ABA では「行動かどうか」を判断するために Dead Man Test(死んだ人テスト) を使います。 死んだ人にできるなら、それは行動ではない。 ■ 行動の例 ベルを鳴らす 頭

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3月4日読了時間: 5分


複合強化スケジュール(Compound Schedules)
ABA(応用行動分析)では、 行動が強化されるタイミングや条件を 強化スケジュール と呼びます。 その中でも、 複数のスケジュールが同時・交互・連続して働くもの を 複合強化スケジュール(Compound Schedules) といいます。 複合スケジュールは、 行動が複数の条件に左右されるとき 現場で複雑な行動を扱うとき トークンや課題の流れを設計するとき にとても役立ちます。 ここでは、代表的な7つの複合スケジュールをわかりやすく解説します。 ① 同時スケジュール(Concurrent Schedule) 複数の行動に“同時に別々のスケジュール”が働く 同時スケジュールでは、 2つ以上の行動に対して、別々の強化ルールが同時に存在 します。 ■ 例 ワークシートを解く → 30秒休憩 先生に唾を吐く → 15分タイムアウト 子どもは どの行動を選ぶか を自分で決めます。 選択行動の研究でよく使われるスケジュールです。 ② 多重スケジュール(Multiple Schedule) “刺激によって切り替わる”複数のスケジュール 多重スケジュールでは、

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2月28日読了時間: 7分


DSM-5-TR™ における「発達障害(神経発達症)」
発達支援に関わっていると、「DSM-5-TR™」という言葉を耳にすることが増えてきました。 これはアメリカ精神医学会(APA)が発行する、精神疾患の国際的な診断基準です。 その中で「発達障害」は “神経発達症(Neurodevelopmental Disorders)” というカテゴリーとして整理されています。 「障害(disorder)」という語を外し、個人の特性としての症状・行動傾向を示すために「神経発達症(Neurodevelopmental Disorders)」という用語が使用されているのです。 ただし日本では「発達障害」という言葉が広く浸透しているため、実務や説明では従来通り「発達障害」を使うことも多です。 神経発達症とはどんなもの? DSM-5-TR™ では、神経発達症を次のように説明しています。 発達期(多くは就学前)に現れる特性の集まり 個人・社会・学業・職業など、 生活のさまざまな領域に影響する発達上の欠如(deficits) を特徴とする 症状は幅広く、 複数の特性が重なって現れることが多い つまり、「発達障害」という

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2月18日読了時間: 5分


強化の副作用
ABAでは、望ましい行動を増やすために 強化(Reinforcement) を使用します。 しかし、強化は万能ではなく、 使い方によっては副作用が起こる ことがあり、使用には注意が必要です。 強化子に飽きて効かなくなる 強化がない場面で行動が出にくい 強化がないと行動が出なくなる 強化のタイミングがズレて問題行動を強化してしまう SD(合図)に依存して自然場面で行動が出ない こうした現象は、ABAの現場で非常によく起こります。 今日は、 強化の副作用に限定して 、その原因と予防策をわかりやすく紹介します。 1. 強化子の飽和(Satiation) 同じ強化子を使い続けると、 その強化子の 価値が下がって効かなくなる ことがあります。 ✔ 例 毎回同じお菓子 → 最初は喜ぶが、だんだんやる気が下がる ✔ 予防策 強化子をローテーションする 少量で提供する 自然な強化子(達成感・承認)へ移行していく 2. 強化子が“気を散らす” 強化子そのものが刺激になり、 課題より強化子に注意が向いてしまう ことがある。 ✔ 例 シールを渡した瞬間に遊び始めて

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2月12日読了時間: 5分


情動反応・誘発反応への対応
ABAの介入を始めると、 「行動は減ったけど、怒りっぽくなった」 「泣く・叫ぶ・手が出るなどの反応が増えた」 そんな経験はありませんか? 実はこれは、ABAの世界ではよく知られた現象で、 情動反応(Emotional Responses) と 誘発反応(Elicited Behaviors) と呼ばれます。 今日は、これらの反応がなぜ起こるのか、どう対応すればいいのかを、わかりやすくまとめます。 情動反応とは? 情動反応とは、 介入によって生じる怒り・不安・いらだちなどの感情的な反応 のこと。 特に起こりやすいのは… 消去(Extinction) 弱化(Punishment) 強化の撤去 など、 これまで得られていた強化が急に得られなくなる場面 。 ✔ 例 お菓子が欲しくて泣く → これまではもらえていた ↓ 介入で「泣いても渡さない(消去)」に変える ↓ 泣きが強くなる、叫ぶ、叩くなどが増える これは 消去バースト と呼ばれる自然な反応です。 誘発反応とは? 誘発反応とは、 生理的・反射的に起こる反応 のこと。 例: 汗をかく 心拍

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2月12日読了時間: 6分


刺激選好査定 Preference Assessment
ABA(応用行動分析)では、子どもが「やりたい」「続けたい」と思えるような 強化子を見つけることがとても重要です。 そのために行うのが 刺激選好査定(Preference Assessment)です。 刺激選好査定は、 子どもがどんな物・活動を好むのか どれくらい好きなのか(優先順位) 強化子として機能しそうか を体系的に調べる方法です。 この記事では、刺激選好査定の代表的な6つの方法を、メリット・デメリットとともにわかりやすく紹介します。 1. 間接査定(Indirect Assessment) インタビュー、チェックリスト、質問紙、アンケートなどを使って、保護者や教師から情報を集める メリット とても簡単 時間がかからない 好きそうなものの候補を絞れる デメリット 主観的になりやすい 実際の好みとズレることがある 言語能力が必要な場合も こんな時に便利 まずは「候補」を集めたいとき。 2. フリーオペラント(Free Operant) 環境にあるものを自由に選ばせる 方法: 子どもを自由に遊ばせ、どのアイテムをどれくらい触るかを観察す

ABAスクールTogether
2月10日読了時間: 5分


内的妥当性を脅かす要因
ABA(応用行動分析)では、介入が本当に効果をもたらしたのかを判断するために、 「内的妥当性(Internal Validity)」 がとても重要になります。 しかし、現場ではさまざまな理由で内的妥当性が揺らいでしまうことがあります。 この記事では、研究や支援の質を下げてしまう 7つの代表的な脅威 を、わかりやすく紹介します。 1. Observer Drift(観察者のドリフト) 観察者が、 気づかないうちに測定の基準を変えてしまうこと 。 ● 例 最初は厳密にカウントしていたのに、時間が経つにつれて判断がゆるくなる。 ● なぜ問題? データの一貫性が失われ、介入の効果を正しく判断できなくなる。 2. Reactivity(反応性) クライアントが、 観察されていることを意識して行動を変えてしまうこと 。 ● 例 観察者が近くにいるときだけ良い行動をする。 ● なぜ問題? 本来の行動ではなく、「見られているときの行動」が記録されてしまう。 3. Observer Bias / Expectations(観察者バイアス・期待) 観察者の「こう

ABAスクールTogether
2月9日読了時間: 5分


内的妥当性・外的妥当性・社会的妥当性
ABA(応用行動分析)では、介入が本当に効果をもたらしたのかを判断するために、研究の「妥当性」という考え方がとても重要になります。 この記事では、行動分析の基礎である Internal Validity(内的妥当性) External Validity(外的妥当性) Social Validity(社会的妥当性) を、解説します。 1. Internal Validity(内的妥当性)とは? 内的妥当性とは、 行動の変化(従属変数)が、介入(独立変数)によって起きたとどれだけ確信できるか を示す指標です。 内的妥当性が高いほど、 実験的統制が強く 介入と行動変化の関係が明確 になります。 ● 例 リサの勝手に発言する行動が減り、手を挙げる行動が増えた。 その間、他の介入や環境変化は一切なし。 → この場合、トークンシステムが行動変化の原因だと強く言える。 Extraneous Variables(外的変数) 外的変数とは、 実験中に一定に保つべき環境要因 のことです。 ● 例 明るさ 部屋の環境 温度 また、予期せず起きた Confo

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2月9日読了時間: 5分


測定 IOA(観察者間一致率)
ABA では、行動を測定し、そのデータをもとに支援の効果を判断します。 しかし、もし観察者によってデータがバラバラだったら、正しい判断はできません。 そこで重要になるのが IOA(Interobserver Agreement:観察者間一致率) です。 IOA(観察者間一致率)とは? 複数の観察者が同じ行動を見たとき、どれだけ同じデータを記録できたかを示す指標。 IOA が高いほど、 行動の定義が明確 測定方法が安定 データの信頼性が高い ということがわかります。 なぜ IOA が必要なの? ● 1. データの信頼性を保証するため 観察者が変わっても同じデータが取れる=信頼できるデータ。 ● 2. 行動の定義が適切か確認できる IOA が低いときは、定義が曖昧な可能性が高い。 ● 3. 介入の効果を正しく判断できる データが安定していないと、支援の効果を誤って判断してしまう。 IOA の種類 1. 回数(Repeatability)を扱う IOA ● ① Total Count IOA 全体の回数がどれだけ一致しているか。 もっともシンプル た

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2月8日読了時間: 5分


測定:直接測定・間接測定・成果物測定
ABA では、行動を理解し、支援の効果を確かめるために データの測定 が欠かせません。 しかし、測定方法にはいくつか種類があり、それぞれ特徴や使いどころが異なります。 この記事では、 直接測定(Direct Measure) 間接測定(Indirect Measure) 生成物測定(Product Measure) の3つを、日常例とともにわかりやすく紹介します。 1. 直接測定(Direct Measure) 行動が起きている“その瞬間”を観察して記録する方法。 もっとも正確で信頼性が高い測定方法です。 ● 特徴 行動をリアルタイムで観察 推測が不要で、データの質が高い ABA で最も推奨される方法 ● 例 授業中に手を挙げた回数をその場で数える 課題に取り組んでいる時間(持続時間)を測る 友だちに話しかけた頻度を観察して記録する ● こんなときに使う 行動が観察しやすい セッション中に行動が起きる 正確なデータが必要 2. 間接測定(Indirect Measure) 行動が起きた“あとで”、人の記憶や主観をもとに情報を集める方法。 直接

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2月8日読了時間: 5分


行動トラップ(Behavior Trap)
子どもの困った行動に対して、 「とりあえず今は静かにしてほしい」 「この場を早く収めたい」 という気持ちで対応してしまうこと、ありますよね。 実はその対応が、 長期的にはその困った行動を増やしてしまう という現象があります。 ABA ではこれを 行動トラップ(Behavior Trap) と呼びます。 行動トラップとは? 行動トラップとは、短期的には行動が止まるけれど、長期的にはその行動を強化してしまう対応のこと。 つまり、 「今は楽になるけど、あとで大変になる」 という状態です。 買い物中の“お菓子ほしい!”ケース ● ある日のスーパーで… 子ども(Aくん) お菓子売り場で「これ買って!」と言う。 親が断ると、Aくんは大きな声で泣き始める。 親 周りの目が気になり、 「もう…わかったから泣かないで」と言ってお菓子を渡す。 ● AくんのABC 先行条件(A) 行動(B) 結果(C) お菓子がほしい 泣く・叫ぶ 親が買ってくれる → 泣くことで欲しいものが手に入った → Aくんにとって泣く行動が強化される ● 親のABC 先行条件(A) 行

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2月8日読了時間: 5分


模倣(Imitation)と観察学習(Observational Learning)
子どもが新しい行動を身につけるとき、 目の前で見た行動をそのまま“すぐにまねる” 見た行動を“あとで思い出して使う” この2つは似ているようで、実はまったく異なる学習プロセスです。 ABA ではこれを、 模倣(Imitation) 観察学習(Observational Learning) と区別して理解します。 どちらも発達に欠かせないスキルであり、支援の方向性にも大きく関わります。 1. 模倣(Imitation)とは? 見た行動を、その場ですぐにまねる学習。 模倣は、 モデル(お手本)が目の前にいる 「こうしてね」「まねしてね」などの合図(SD)がある すぐに同じ動きを再現する という特徴があります。 ● 例 大人が手を振る → 子どももすぐに手を振る 先生が「こうしてね」とジャンプ → 子どももジャンプ ダンスの振り付けを見て、その場でまねる 模倣は、即時性 と 正確な再現 がポイントです。 2. 観察学習(Observational Learning)とは? 見た行動を、あとで自分のタイミングで使う学習。 観察学習は、 その場でまねす

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2月8日読了時間: 5分
