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★Aへの戦略★ 環境調整

  • 執筆者の写真: ABAスクールTogether
    ABAスクールTogether
  • 7 時間前
  • 読了時間: 4分

環境調整とは、生徒が適切な行動を取りやすくなるように、事前にまわりの環境を整えることを指します。


例えば、

「学習中につい漫画を読んでしまう場合、学習を始める前に漫画を別の部屋に片づけておく」

といった工夫は、典型的な環境調整の一つです。


他児との関わりに置いても「生徒の攻撃行動を予防するために、他の子どもが近づいた際、支援者がそばに寄り、適切なコミュニケーションをプロンプトする」など工夫することができます。


このように、問題行動につながりやすい要因(きっかけ)を見つけ、それらを減らすように環境を整えることで、生徒が成功しやすい状況をつくることができます。


また、

「適切な感覚遊びを促すために、感覚アイテムを手に取りやすい場所に置く」

といったように、望ましい行動を増やすためにも環境調整は活用できます。



学校・教室での環境調整の例


⚫︎視覚刺激が多い場合、掲示物を減らして教室/学習スペースをシンプルにする

⚫︎黒板やホワイトボードの近くに座らせ、注意が向きやすい位置に調整する

⚫︎課題の見通しが持てるように、タイマーやスケジュールを見える場所に置く

⚫︎騒がしい環境が苦手な生徒には、ノイズキャンセリングヘッドホンを用意する

⚫︎読書が苦手な生徒には、文字が大きな教科書や読書サポート器具を準備する

⚫︎板書を写すのが遅い生徒には、プリントを事前に配布して負担を減らす。タブレットを写真を撮りそれを写すよう指示する

⚫︎休み時間にトラブルが起きやすい場合、遊びの選択肢を事前に提示しておく

⚫︎行列での待ち時間が苦手な生徒には、待つ場所に足型マークを貼る

⚫︎難しい課題に取り組むとき、助けを求める方法を思い出せるように、「助けてカード」を手の届く場所に置く


家庭での環境調整の例


⚫︎宿題スペースからテレビやゲーム機を見えない位置に移動する

⚫︎朝の準備がスムーズになるように、必要な物を前日に玄関近くにまとめておく

⚫︎歯磨きを忘れやすい場合、洗面所に視覚的な手順表を貼る

⚫︎兄弟げんかが起きやすい場合、遊ぶスペースを分けて配置する

⚫︎食事中の姿勢が悪い場合、椅子に足置きをつけて安定させる

⚫︎片付けが苦手な場合、収納場所に写真ラベルを貼って分かりやすくする

⚫︎ゲーム時間を守れない場合、タイマーを使って見通しを持たせる

⚫︎感覚刺激が必要な子には、クッション・バランスボール・スイングなどを用意する

⚫︎睡眠が不安定な場合、寝室の照明を暗めにし、刺激物(おもちゃなど)を置かない



社会的関わりの場での環境調整の例


◆ ◆ 他児との距離・配置を工夫する

⚫︎他の子どもが近づきすぎるとトラブルが起きやすい場合、机の間隔を広げる

⚫︎集団活動では、刺激が少ない端の席や安心できる位置に座らせる

⚫︎行列での待ち時間にトラブルが起きやすい場合、足型マークや順番カードを使って距離を保つ

⚫︎遊び場で密集しやすい場所(砂場・ブランコなど)を避け、広いスペースで遊べるように誘導する


◆ ◆ 社会的刺激を調整する

⚫︎大人数が苦手な場合、少人数グループでの活動から始める

⚫︎初対面の子どもと関わる前に、写真や名前カードで事前に紹介しておく

⚫︎騒がしい環境で攻撃行動が出やすい場合、静かなスペースに移動してから関わりを始める

⚫︎他児の急な接近が苦手な場合、「近づくよカード」などで予告する


◆ ◆ 適切なコミュニケーションを促すタイプ

⚫︎他児が近づいたときに、支援者がそばで「やめてって言おうね」「順番変わってって言おうね」とプロンプトする

⚫︎トラブルが起きやすい場面に、“使えるフレーズカード”(例:やめて/貸して/順番ね)を置く

⚫︎共同遊びの前に、遊び方のルールを視覚カードで提示する

⚫︎物を取られたときに叩いてしまう子には、「返してカード」や「助けてカード」を手の届く場所に置く


◆ ◆ 活動の流れを見通せるようにするタイプ

⚫︎交代制の遊びでは、タイマーを使って順番の長さを明確にする

⚫︎共同作業の前に、①材料を配る → ②一緒に作る → ③見せ合うなどの流れを視覚化し伝える

⚫︎予測できない状況が苦手な子には、「これから誰と遊ぶか」「どんな遊びをするか」を事前に説明する


◆ ◆ 強化子・支援者の配置を工夫するタイプ

⚫︎トラブルが起きやすい遊び(ブロック・ごっこ遊びなど)の近くに、支援者があらかじめ位置取りしておく

⚫︎適切な関わりができた瞬間にすぐ強化できるよう、支援者が強化子(トークンなど)をポケットに準備しておく

⚫︎他児とのやり取りがうまくいったら、その場で具体的に褒める(例:順番待てたね/貸してって言えたね)


◆ ◆ 遊びの選択肢を調整するタイプ

⚫︎競争性の高い遊び(鬼ごっこ・ボードゲーム)がトラブルの原因なら、協力型の遊び(パズル、共同制作)を選ぶ

⚫︎取り合いが起きやすい玩具は、同じものを複数用意する

⚫︎役割が曖昧な遊びでは、「あなたは運転手」「あなたはお客さん」など役割を明確にする


他にも環境調整のアイディアは沢山あると思います。是非みなさん活用してみてください。

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