★Aへの戦略★ 「ダメ」をより良く伝える
- Together合同会社

- 2月5日
- 読了時間: 4分
更新日:2月6日
子どもに「ダメ」「今はできないよ」と伝える場面、日常の中でたくさんありますよね。
でも、この「ダメ」がきっかけで泣いたり怒ったり、行動が乱れてしまうことも少なくありません。
実は、「ダメ」の伝え方にはちょっとしたコツがあり、
研究でも効果が確認されている方法が2つあります。
それが 「ダメ + 代わりの提案」 と 「いいよ、〜したらね」 というアプローチです。
なぜ「ダメ」が難しいの?
「ダメ」「待って」は、子どもにとってとても負荷の高い言葉。
特に発達特性のある子どもや、欲求が強い場面では、
“できない”という事実を受け止めるのが難しく、行動が乱れやすくなります。
そこで、ただ「ダメ」と言うのではなく、
受け入れやすい形に言い換える ことが大切になります。
方法1 「ダメ + 代わりの提案」
「ダメ」だけで終わらせず、今できる別の選択肢 を示す方法です。
「今はタブレットはダメ。でもブロックならできるよ」
「お菓子はダメ。でも果物なら食べられるよ」
「外には行けないけど、お部屋でボール遊びはできるよ」
“完全に拒否”ではなく、
「できること」を提示することで気持ちの切り替えを助ける アプローチです。
方法2 「いいよ、〜したらね」
「ダメ」ではなく、条件つきで“あとでOK” を伝える方法です。
例
「宿題が終わったらタブレットできるよ」
「ご飯を食べたらお菓子OKだよ」
「片づけたら外に行けるよ」
「いつできるのか」が明確になることで、
子どもは安心して待つことができます。
注意! 実は効果がなかった方法:No + 理由説明
研究では、
「ダメ」+「理由を説明する」
(例:「今はダメ。もうすぐご飯だからね」)
という言い方は、問題行動の予防には効果がなかったと報告されています。
どんな場面で使える?
タブレット・テレビの時間
お菓子や遊びのリクエスト
外出したい/したくない
おもちゃの貸し借り
順番待ち
家庭・学校・療育のあらゆる場面
「ダメ」を受け入れる練習(ロールプレイ)をしよう
スキルとして練習することもできます。
Step1) 「これから“ダメ”って言うよ」と前もって伝える
Step2)子どもに何かをリクエストしてもらう
Step3) 大人が「ダメ」と言う
Step 4)子どもが「OK」と言って別の活動を選べたら、すぐに最初に欲しかったものを渡して大きく褒める
この練習を繰り返すことで、“ダメ”を受け入れる力が育っていきます。
慣れてきたらロールプレイや大きなご褒美は少しずつ減らしていくけれど、
このスキルは年齢に関係なく難しいものなので、できたときは必ず褒めることが大切です。
「ダメ」をより良く伝える 具体例
「ダメ + 代わりの提案」
■ 家庭
「タブレットは今はダメ。でもブロックならできるよ」
「お菓子はダメ。でも果物なら食べられるよ」
「外には行けないけど、お部屋でボール遊びはできるよ」
「テレビはダメ。でも音楽なら流せるよ」
「ジュースはダメ。でもお水かお茶なら飲めるよ」
「ゲームはダメ。でも絵本読むのはどう?」
「お風呂はまだ入れないけど、足だけパチャパチャはできるよ」
■ 学校
「今は自由時間じゃないよ。でもプリントが終わったら絵を描けるよ」
「廊下には行けないけど、教室の後ろで休憩できるよ」
「タブレットは使えないけど、ホワイトボードならOKだよ」
「席を離れるのはダメ。でもクッションに座るのはOKだよ」
■ 療育
「スイングは今はダメ。でもトランポリンならできるよ」
「粘土はダメ。でもスライムなら触れるよ」
「シャボン玉は外だけね。今は風車で遊べるよ」
■ 外出
「公園には行けないけど、家の前でシャボン玉はできるよ」
「お店には入れないけど、車の中で待つのはOKだよ」
「ガチャガチャはダメ。でもシール1枚なら選べるよ」
■ 社会的スキル
「今は貸せないよ。でも一緒に遊ぶのはできるよ」
「その遊具は使えないけど、こっちの遊具なら空いてるよ」
「大声はダメ。でも小さい声ならOKだよ」
「いいよ、〜したらね」
■ 家庭
「宿題が終わったらタブレットできるよ」
「ご飯を食べたらお菓子OKだよ」
「片づけたらテレビ見られるよ」
「歯磨きしたら絵本読もうね」
「お風呂に入ったらアイス食べようね」
■ 学校
「プリントが終わったら自由時間だよ」
「席に座れたらタブレット使えるよ」
「音読が終わったら好きな本読んでいいよ」
「掃除が終わったら外で遊べるよ」
「発表できたらシール貼れるよ」
■ 療育
「机課題が終わったらスイングね」
「カードを3枚マッチングしたらシャボン玉しよう」
「1分座れたら感覚遊びできるよ」
「模倣が終わったら好きなおもちゃね」
■ 外出
「買い物が終わったらガチャガチャ1回ね」
「病院が終わったら公園に寄ろうね」
「車に乗れたら好きな音楽流すよ」
「レジを待てたらお菓子1つ選べるよ」
■ 社会的スキル
「順番を待てたら好きな遊具に行けるよ」
「静かにできたらクッション席に移動できるよ」
「挨拶できたらスタンプね」
「片づけできたら友だちと遊べるよ」




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