ABA 7つ次元(7 Dimensions)
- ABAスクールTogether

- 2月28日
- 読了時間: 4分
Baer、Wolf、Risley(1968)は、Journal of Applied Behavior Analysis(JABA) に「Some Current Dimensions of Applied Behavior Analysis」 という論文を発表し、ABAを特徴づける7つ次元を示しました。
これらの7つ次元は、行動分析家の間で長く大切にされ、ABAの基盤であり、核心となる価値観として扱われています。
ABAの7つ次元
Analytic(分析的)
Applied(応用的)
Behavioral(行動的)
Conceptually systematic(概念的体系性)
Effective(効果的)
Generality(般化性)
Technological(技術的)
次元1. Applied(応用的)
実際の生活に役立つ行動に焦点を当てること。
対象者本人や家族、支援者にとって“意味のある行動”を扱うという姿勢です。
例
片づけができるようになる
授業中に座っていられる
自分の気持ちを言葉で伝えられる
次元2. Behavioral(行動的)
観察できる行動を扱い、測定できる形で記録すること。
“気持ち”や“性格”ではなく、外から見える行動に注目します。
例
「落ち着きがない」→「席を離れる回数」
「困っている」→「泣く・叫ぶ・逃げる」など具体的に記述
次元3. Analytic(分析的)
行動が変化した理由をデータで示すこと。
「この支援が効果を生んだ」と言える根拠を示します。
例
介入前後のデータを比較
ABC記録から行動の機能を分析
次元4. Technological(技術的)
支援方法を誰が読んでも再現できるように、手順を明確に書くこと。
“その人だけができる支援”ではなく、チームで共有できる支援を目指します。
例
強化のタイミング
プロンプトの種類
手順書・マニュアル化
次元5. Conceptually Systematic(概念的体系性)
ABAの基本原理(強化・消去・罰・刺激統制など)に基づいて支援を組み立てること。
“なんとなく良さそうだから”ではなく、理論に裏づけられた介入を行います。
例
強化の原理に基づく行動増加
刺激統制を使ったスケジュール提示
次元6. Effective(効果的)
実際に行動が望ましい方向に変化していること。
小さな変化ではなく、生活の質が上がるレベルの変化を目指します。
例
問題行動が減る
自立スキルが増える
家庭や学校での困りごとが改善
次元7. Generality(般化性)
学んだ行動が、場所・人・状況が変わっても使えること。
“その場だけできる”ではなく、生活全体で役立つスキルを育てます。
例
家でできたスキルが学校でもできる
支援者が変わっても行動が維持される
時間が経ってもスキルが残る
【問題1】
「“落ち着きがない”という曖昧な表現ではなく、席を離れた回数を記録することで行動を評価した。」 この取り組みが最も重視している次元はどれか?
A. Applied(応用的)
B. Behavioral(行動的)
C. Effective(効果的)
D. Technological(技術的)
【正答】B
【解説】観察可能で測定できる行動に焦点を当てているため「Behavioral」。
【問題2】
「支援方法を、誰が読んでも同じように実施できるように、手順書として詳細にまとめた。」 この取り組みが最も重視している次元はどれか?
A. Technological(技術的)
B. Analytic(分析的)
C. Conceptually Systematic(概念的体系性)
D. Generality(般化性)
【正答】A
【解説】手順を明確にし、再現可能にすることが「Technological」。
【問題3】
「介入前後のデータを比較し、行動の変化が支援によるものだと示した。」 この取り組みが最も重視している次元はどれか?
A. Analytic(分析的)
B. Effective(効果的)
C. Applied(応用的)
D. Behavioral(行動的)
【正答】A
【解説】行動変化の理由をデータで示すことが「Analytic」。
【問題4】
「学んだスキルが、家だけでなく学校でも使えるようになり、支援者が変わっても維持されている。」 この取り組みが最も重視している次元はどれか?
A. Effective(効果的)
B. Generality(般化性)
C. Applied(応用的)
D. Conceptually Systematic(概念的体系性)
【正答】B
【解説】場所・人・状況を超えて行動が維持されることが「Generality」。
【問題5】
「“ありがとう”と言えるようになることで、家庭や学校での人間関係が改善した。」 この取り組みが最も重視している次元はどれか?
A. Applied(応用的)
B. Effective(効果的)
C. Behavioral(行動的)
D. Conceptually Systematic(概念的体系性)
【正答】A
【解説】本人や周囲にとって意味のある行動に焦点を当てるのが「Applied」。
【問題6】
「強化の原理に基づいて、望ましい行動を増やす介入を設計した。」 この取り組みが最も重視している次元はどれか?
A. Conceptually Systematic(概念的体系性)
B. Technological(技術的)
C. Analytic(分析的)
D. Effective(効果的)
【正答】A
【解説】ABA の基本原理に基づいて介入を組み立てるのが「Conceptually Systematic」。
【問題7】
「支援の結果、問題行動が大幅に減り、生活の質が向上した。」 この取り組みが最も重視している次元はどれか?
A. Effective(効果的)
B. Applied(応用的)
C. Behavioral(行動的)
D. Generality(般化性)
【正答】A
【解説】実際に意味のあるレベルで行動が改善していることが「Effective」。
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