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オペラント行動:オペラント条件付け

  • 執筆者の写真: ABAスクールTogether
    ABAスクールTogether
  • 3月4日
  • 読了時間: 5分

更新日:3月16日


行動分析(ABA)を学ぶと必ず出てくるのが オペラント行動(Operant behavior) と オペラント条件づけ(Operant conditioning) です。

これは、 「行動のあとにどんな結果が起きたか」で行動が増えたり減ったりする   という、ABA の中心となる考え方です。

今回は、日常の例を使いながら、オペラント行動とオペラント条件づけをわかりやすく紹介します。


オペラント行動とは?

“結果によって学習された行動”のこと


オペラント行動とは、 過去の結果(強化や弱化)によって学習され、コントロールされる行動 のことです。

たとえば:


● 犬が「おすわり」と言われて座る

"お座り"と言われる→ 座る→ごほうびがもらえる

▶︎その結果、「座る」という行動が増える


これはまさにオペラント行動です。


行動のあとに

  • 良いことが起きれば(強化)行動は増え

  • 嫌なことが起きれば(弱化)行動は減る

というシンプルな仕組みで成り立っています。



オペラント条件づけとは?


オペラント条件づけは、B.F.スキナーが研究した学習のしくみで、 先行刺激(Antecedent)・行動(Behavior)・結果(Consequence)   の3つの関係に注目します。

この3つの流れを「三項随伴性(さんこうずいはんせい)」と呼びます。




日常の例:エタンが寒いときの行動

① 先行刺激(Antecedent)

Aさんは、冬の寒い日、コーヒーショップを見つける。

② 行動(Behavior)

店に入り、温かいコーヒーを飲む。

③ 結果(Consequence)

寒さがなくなる(快が増える)。


この「寒さがなくなる」という結果が強化となり、 Aさんは同じ状況で同じ行動をとりやすくなります。


古典的条件づけ・オペラント条件付け の違いは?


ABA を学ぶと、古典的条件づけ(パブロフの犬)とオペラント条件付けを混同しやすいですが、2つはまったく違う学習です。

学習の種類

何で学習する?

古典的条件づけ

刺激と反応の結びつき

ベルの音 → よだれ

オペラント条件づけ

行動の結果で学習

座る → ごほうびがもらえる

古典的条件づけは「刺激の連合」、 オペラント条件づけは「結果による学習」です。

ABAでは、オペラント条件づけを中心に支援を組み立ていくことが多いです。


オペラント条件づけは支援の現場でとても重要


ABA の支援では、 行動のあとにどんな結果が起きているか   を丁寧に観察します。


  • 行動が増えているなら、何かしらの強化が働いている

  • 行動が減っているなら、結果が変わっている

  • 行動が変わらないなら、強化が機能していない可能性がある


この視点があると、 「なぜこの行動が起きているのか」 「どうすれば行動が変わるのか」 が見えやすくなります。



まとめ:オペラント行動は“結果がつくる行動”


オペラント行動とオペラント条件づけは、ABA の基礎となる考え方です。


  • 行動は結果によって変わる

  • 良い結果があれば行動は増える

  • 嫌な結果があれば行動は減る

  • 先行刺激 → 行動 → 結果 の流れで理解する


この視点を持つことで、 日常の行動も支援の場面の行動も、より深く理解できるようになります。

■問1

オペラント行動とはどのような行動ですか?


A:刺激と反応が自動的に結びついた行動

B:観察によってまねして学習された行動

C:過去の結果によって学習された行動

D:生まれつき備わっている反射行動


正解:C

解説:オペラント行動は「結果によって学習された行動」です。



■問2

次のうち、行動が増える理由として最も適切なのはどれですか?


A:行動のあとに嫌なことが起きた

B:行動のあとに何も起きなかった

C:行動のあとに良い結果(強化)が起きた

D:行動の前に刺激が提示された


正解:C

解説:良い結果が起きると、その行動は強化され増えやすくなります。



■問3

オペラント条件づけで重視される三項随伴性の正しい並びはどれですか?


A:行動 → 結果 → 先行刺激

B:先行刺激 → 行動 → 結果

C:結果 → 行動 → 先行刺激

D:刺激 → 反応 → 強化子


正解:B

解説:オペラント条件づけは「先行刺激 → 行動 → 結果」の流れで理解します。



■問4

次のうち、オペラント条件づけの例として最も適切なのはどれですか?


A:ベルの音でよだれが出る

B:雷の音で怖くなる

C:寒い日に温かいコーヒーを飲んで快が増える

D:特定の匂いで緊張する


正解:C

解説:行動(コーヒーを飲む)の結果(寒さがなくなる)によって行動が強化されるのはオペラント条件づけです。



■問5

古典的条件づけとオペラント条件づけの違いとして正しいものはどれですか?


A:どちらも刺激の連合で学習する

B:どちらも行動の結果で学習する

C:古典的条件づけは刺激の連合、オペラント条件づけは結果による学習

D:古典的条件づけは強化子を使い、オペラント条件づけは使わない


正解:C

解説:古典的条件づけ=刺激の連合、オペラント条件づけ=結果による学習です。

✨ABAスクールTogetherでは、初学者から経験者まで、体系的にABAを学べます✨


▶︎ABA初学者で支援員・教師・保護者など児童に直接接する方


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