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機能的コミュニケーション訓練(FCT)
子どもや支援が必要な人が、 「言葉で伝えられない」「どう伝えればいいかわからない」 という状況にあると、代わりに 泣く・叫ぶ・叩く・逃げる といった行動が出ることがあります。 そのときに役立つのが 機能的コミュニケーション訓練(FCT:Functional Communication Training) です。 FCT は、 困った行動の“機能(目的)”を満たす、より適切な伝え方を教える方法 として、ABA の中でも非常に重要な介入です。 FCT は「行動の前」に働きかける支援 FCT は 先行子介入(Antecedent Intervention) のひとつです。 つまり、 困った行動が起きる前に、 本人が望みを伝えられる手段を用意しておく ことで、問題行動を未然に防ぐことを目指します。 FCT の基本的な考え方 困った行動には必ず理由があります。 注目してほしい 物がほしい 休みたい 逃げたい 助けてほしい FCT では、 その“理由(機能)”を満たす より適切なコミュニケーション手段 を教えます。 FCT で使えるコミュ

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5 時間前読了時間: 5分


DTT ディスクリートトライアル 不連続試行法
ABA(応用行動分析)の指導方法の中でも、 ディスクリートトライアル 不連続試行法(DTT:Discrete Trial Training) は特に体系的で、 「スキルを一歩ずつ確実に教える」ことに向いています。 Ivar Lovaas によって開発された方法で、 療育・学校・家庭学習など幅広い場面で使われています。 ディスクリートトライアル不連続試行法(DTT)の基本構造 DTT は、ABA の基本である 三項随伴性(先行刺激 → 行動 → 結果) を使って進めます。 先行刺激(SD) :教えるための合図を出す 行動(Response) :子どもが反応する 結果(Consequence) :正しい反応には強化を与える この流れを「1試行」として、短いサイクルをテンポよく繰り返します。 DTT の進め方 DTT では、次のような流れでスキルを教えていきます。 教えるターゲット(目標行動)を決める そのターゲットを複数回練習する 正しい反応が出たらすぐに強化する 必要に応じてプロンプトを入れて成功を導く 特に新しいスキルや難しいスキルでは、 S

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5 時間前読了時間: 4分


行動契約 Behavior Contract
ABA(応用行動分析)には、 「どんな行動をしたら、どんなごほうびがもらえるのか」 を紙に書いて明確にする、とても実用的なツールがあります。 それが 行動契約(Behavior Contract) です。 随伴性契約(Contingency Contract) ということもあります。 家庭でも学校でも療育でも使える、シンプルで効果的な方法として広く知られています。 行動契約ってどんなもの? 行動契約とは、 「○○ができたら、△△がもらえる」 という約束を、紙に書いてお互いに確認する仕組みです。 ポイントは3つ。 やるべき行動(Task)を具体的に書く もらえるごほうび(Reward)を明確にする 双方が署名して合意する この3つがそろうことで、 「何をすればいいのか」「どうなれば成功なのか」がはっきりし、 子どもも大人も迷わず取り組めるようになります。 行動契約のテンプレート 行動契約には、次のような項目を入れます。 名前(Name) __________________________ 日付(Date) _____________

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5 時間前読了時間: 4分


AAC(拡大・代替コミュニケーション,Augmentative and Alternative Communication)
コミュニケーションと聞くと、多くの人が「話すこと」を思い浮かべます。 しかし、話すことが難しい人や、聞くことに困難がある人にとっては、別の方法で思いを伝える手段が必要になります。 そこで活躍するのが AAC(Augmentative and Alternative Communication/拡大・代替コミュニケーション) です。 AAC は誰のためのもの? 研究によると、 200万人以上の言語障害のある人が AAC を使用している と言われています(Beukelman & Mirenda, 2013)。 そしてとても大切なポイントがもうひとつ。 AAC を始めるのに、年齢・認知能力・言語能力・運動能力の制限はありません。 つまり、 小さな子どもでも 高齢の方でも 手先の動きに制限がある人でも 言葉の理解がゆっくりな人でも 誰でも AAC を使い始めることができます。 AAC には2つのタイプがあります AAC は大きく 「補助(Aided)」 と 「非補助(Unaided)」 の2つに分けられます。 補助(Aided)AAC:道具を使う

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7 時間前読了時間: 4分


PBIS Tier 3 ポジティブ行動支援(学校)
Tier 3 は、 Tier 1・Tier 2 だけでは行動が安定しない子どもに対して行う、個別で集中的な支援レベル です。 対象となるのは、学校全体の 約3〜5% 。 高頻度・高強度の問題行動がある 学習や友人関係、学校生活に大きな影響が出ている 単発の指導や注意では改善が難しい といった子どもに対して、 「その子専用の支援パッケージ」を組むイメージ です。 Tier 3 支援の大きな特徴 個別化(Individualized) :一人ひとりに合わせた支援 集中的(Intensive) :頻度・密度の高い支援 機能に基づく(Function-based) :行動の“理由”に合わせた支援 多職種・多機関連携(Team-based) :学校+家庭+専門職で支える ① 機能的行動アセスメント(FBA)から始める Tier 3 のスタート地点は、 機能的行動アセスメント(FBA:Functional Behavioral Assessment) です。 「なぜその行動が起きているのか?」 「その行動は、子どもにとって何の役に立っているのか?」..

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15 時間前読了時間: 6分


PBIS Tier 2 ポジティブ行動支援(学校)
Tier 2 は、 Tier 1 だけでは行動が安定しにくい子どもに、追加の支援を提供する段階 です。 対象となるのは、学校全体の 約10〜20% 。 特徴は次の通りです。 個別ではなく 小集団(グループ) で行う すべての子どもに必要なわけではない Tier 1 のルール・強化をベースに“追加の支援”を重ねる データに基づいて対象児を選ぶ 早期介入で Tier 3 への移行を防ぐ Tier 2 は、 「困り始めた段階で早めに支える」 という、予防的で優しいアプローチです。 Tier 2 の中心となる支援の種類 Tier 2 には、学校でよく使われる代表的な支援があります。 ここでは、実践で最も効果が高いものを詳しく紹介します。 ① チェックイン・チェックアウト(CICO) CICO は、Tier 2 の中でも最も広く使われている方法です。 ■ 仕組み 朝、担当の先生と「今日の目標」を確認(Check-in) 1日の中で教師が行動をチェック 帰りに担当の先生と振り返り(Check-out) 家庭にも共有して一貫した支援を行う ■ 目的.

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15 時間前読了時間: 5分


PBIS Tier 1 ポジティブ行動支援(学校)
PBIS Tier 1 は、 すべての児童生徒・すべての教職員・すべての場面 を対象にした、学校全体の行動支援です。 目的はとてもシンプル。 問題行動を減らすのではなく、望ましい行動を“学校文化として育てる”こと。 Tier 1 がしっかり機能すると、 学校全体の約80%の児童生徒は追加支援なしで安定した行動が身につきます。 Tier 1 の中心となる5つの要素 Tier 1 は、ただ「褒める」だけではありません。 学校全体で一貫した仕組みをつくることが重要です。 ① 学校全体で共通の行動期待(Expectations)をつくる 学校全体で 「どんな行動を大切にするか」 を明確にし、すべての場面で共有します。 例: Respect(尊重) Responsibility(責任) Safety(安全) これを「3つの約束」などにして、 廊下・教室・校庭・トイレなど、場面ごとに具体化します。 例: 廊下:走らない、静かに歩く 教室:手を挙げて発言する 校庭:順番を守る ② 行動期待を“教える”時間をつくる(Explicit Teaching)

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15 時間前読了時間: 5分


PBIS ポジティブ行動支援(学校)
学校での行動支援というと、 「問題行動が起きたら注意する」「ルールを破ったらペナルティを与える」 といった対応を思い浮かべる方も多いかもしれません。 しかし PBIS(Positive Behavioral Interventions and Supports)は、 弱化ではなく、望ましい行動を増やすことに焦点を当てた学校全体の支援システム です。 PBIS の考え方はとてもシンプル。 良い行動を強化すれば、良い行動が増える。 弱化を中心にすると、行動は改善しにくい。 ABA(応用行動分析)の原理をベースに、 学校全体で一貫した行動支援を行う仕組みです。 PBIS は3つの層(Tier)で構成されている PBIS は、すべての児童生徒を同じ方法で支援するのではなく、 必要に応じて支援のレベルを変える「三層構造」 を採用しています。 Tier 1:一次予防(Primary Level) 学校全体を対象にした“全員向け”の支援 Tier 1 は、 学校全体で共通のルール・期待される行動・強化の仕組みを整える段階 です。 例:...

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15 時間前読了時間: 4分


NET ネット 自然環境での指導
ABA(応用行動分析)には、 スキルを確実に教えるための DTT(不連続試行法) のような構造化された方法があります。 一方で、 学んだスキルを実生活で使えるようにするための方法 として重要なのが NET ネット(Natural Environment Teaching:自然環境での指導) です。 NET は、 クリニックや机上ではなく、生活の中で ABA を使って学ぶ方法 。 家庭 学校 公園 買い物 遊びの中 日常の家事 こうした自然な場面でスキルを教えることで、 子どもは「学んだことを生活で使える」ようになります。 NET の特徴:自然な場面で、自然な動機づけを使う NET の最大の特徴は、 自然な動機づけ を活かすこと。 たとえば… おやつがほしい → 「ちょうだい」を学ぶ 公園で遊びたい → 靴を履く練習につながる 洗濯物を片づけたい → 分類(sorting)の練習になる このように、 子どもが“今やりたいこと”を学習のきっかけにする のが NET です。 おもちゃの片づけで「カテゴリー分け」 ■ 活動 遊び終わったおもちゃ

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16 時間前読了時間: 4分
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