コンピテンス(competence)とは?
- ABAスクールTogether

- 6 日前
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ABAスーパービジョンで最も大切な「できる」の基準
(ABAセラピスト試験ではコンピテンスに基づくアセスメントを実施しています)
ABAの現場では、「コンピテンス(competence)」という言葉が頻繁に使われます。 しかし、この言葉は「知識があること」「経験があること」と混同されやすく、正しく理解されていないことも多い概念です。
結論から言うと、コンピテンスとは “知っている” ではなく “できる” を示すものです。 そして、ABAセラピストは、このコンピテンスに基づいて正式なアセスメントを受け、合格しなければ資格を取得できません。
この記事では、行動分析の専門家が使う「コンピテンス」の正確な意味と、なぜ重要なのかをわかりやすく解説します。
1. コンピテンスとは「価値のある行動が基準を満たしてできること」
ABAでは、コンピテンスは次のように定義されています。
価値のある行動を、基準に照らして、満足できるレベルで実行できること。
つまり、コンピテンスには次の4つの要素が必須です。
価値のある行動であること
直接観察または成果物で測定できること
明確な基準(スタンダード)があること
その基準を満たしていること
この4つが揃って初めて「コンピテンスがある」と言えます。
2. コンピテンスは「知識」「経験」「資格」とは違う
よく混同される概念と比較すると、違いが明確になります。
知識(knowledge) → 説明できるだけではコンピテンスではない。
経験(experience) → 経験があっても、基準を満たしていなければコンピテンスとは言えない。
資格(certification) → 資格は「最低基準」。 コンピテンスは「実際の行動能力」。
つまり、コンピテンスは“行動”で示すものです。
3. ABAセラピスト試験は「コンピテンスに基づくアセスメント」
ABAセラピスト試験では、 Competency Assessment(コンピテンス評価) を実施しています。
データ収集
DTT
NET
プロンプトとフェイディング
行動削減手続き
危機対応
文書化
など、実際の行動を観察 し、基準を満たしているかどうかを評価します。
これは、ABAのサービス品質を守るための非常に重要な仕組みです。
4. なぜコンピテンスが重要なのか?
ABAの現場では、コンピテンスは単なる“能力の証明”ではありません。 クライアントの生活の質に直結する、非常に重要な概念です。
クライアントの安全を守る
サービスの質を保証する
スーパービジョンの効果を客観的に測れる
スタッフの強み・弱みを明確にできる
フィードバックが具体的になる
組織の教育体制が安定する
特にABAセラピストは、毎日クライアントと直接関わる職種であるため、 コンピテンス評価は欠かせません。
5. コンピテンスを育てるには「観察」が不可欠
Katie Nicholson(2024)は、コンピテンス評価の最重要ポイントとして次を挙げています。
「実際の行動を観察すること。代理指標ではなく。」
つまり:
クイズでは測れない
口頭説明だけでは不十分
実際の行動(または成果物)を見て判断する
これがコンピテンス評価の核心です。
6. まとめ:コンピテンスは“できる”を保証する仕組み
コンピテンスとは:
実際の行動で測定できる能力
明確な基準に基づいて評価されるスキル
“知っている” ではなく “できる” を示すもの
だからこそ、ABAでは コンピテンスベースの育成と評価が最も重要になります。


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