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ABAにおけるトレーニングとは?BST(Behavior Skills Training)とTeach‑backトレーニング
ABA(応用行動分析)の実践では、スタッフ・教師・保護者など、多くの人が「正しい支援方法」を学び、現場で再現できるようになる必要があります。 そのために欠かせないのが トレーニング(技能訓練) です。 この記事では、 ABAにおけるトレーニングとは何か BST(Behavior Skills Training)とは何か Teach‑backトレーニングとは何か を、現場で使える豊富な例とともに解説します。 ABAにおける「トレーニング」とは? ABAにおけるトレーニング=望ましい行動を“正確に・一貫して・再現可能に”実行できるようにする体系的な指導プロセス です。 トレーニングの目的 行動を習得させる 手順の正確性(procedural integrity)を高める 一般化・維持を促す 現場で再現できるスキルを身につける ABAでよく使われるトレーニング方法 BST(Behavior Skills Training)行動スキルトレーニング Teach‑back ティーチバック ABAのトレーニングは、行動の習得 → 正確性 → 般化までを一貫して

ABAスクールTogether
6月1日読了時間: 4分


ABAセラピスト コンピテンスリスト
ABAセラピストは、以下の能力が求められる。 1. 測定(Measurement) ABAセラピストは、正確なデータ収集ができることが必須。 連続測定(頻度・率・持続時間など) 不連続測定(部分間隔・全間隔・モーメンタリータイムサンプリング) 永久産物測定 データ記録の正確性 グラフの読み方 2. アセスメント(Assessment) ABAセラピストは、スーパーバイザーの指示のもとでアセスメントを実施する。 刺激選好査定の実施 (MSWO、ペア選択、自由オペラントなど) スキルアセスメントの補助 (VB-MAPP、ABLLS-R、AFLSなど) 行動のABCデータ収集 3. スキル獲得(Skill Acquisition) ABAセラピストは、スーパーバイザーが設計したプログラムを忠実に実施する。 DTT(離散試行訓練)の実施 NET(自然環境教授)の実施 プロンプトとフェイディング 刺激制御転移手続き チェイニング(前方・後方・全体) 強化スケジュールの実施 般化と維持の支援 4. 行動削減(Behavior Reduction)..

ABAスクールTogether
5月29日読了時間: 2分


コンピテンス(competence)とは?
ABAスーパービジョンで最も大切な「できる」の基準 (ABAセラピスト試験ではコンピテンスに基づくアセスメントを実施しています) ABAの現場では、「コンピテンス(competence)」という言葉が頻繁に使われます。 しかし、この言葉は「知識があること」「経験があること」と混同されやすく、正しく理解されていないことも多い概念です。 結論から言うと、コンピテンスとは “知っている” ではなく “できる” を示すものです。 そして、ABAセラピストは、このコンピテンスに基づいて正式なアセスメントを受け、合格しなければ資格を取得できません。 この記事では、行動分析の専門家が使う「コンピテンス」の正確な意味と、なぜ重要なのかをわかりやすく解説します。 1. コンピテンスとは「価値のある行動が基準を満たしてできること」 ABAでは、コンピテンスは次のように定義されています。 価値のある行動を、基準に照らして、満足できるレベルで実行できること。 つまり、コンピテンスには次の4つの要素が必須です。 価値のある行動であること 直接観察または成果物で測定できるこ

ABAスクールTogether
5月29日読了時間: 3分


Performance Diagnostic Checklist(PDC)とは?
Performance Diagnostic Checklist(PDC)とは、行動分析に基づく「パフォーマンス問題の原因分析ツール」です。 こちらのリンクで内容を確認することができます。 現場で「なぜこの人は期待通りに行動できないのだろう?」と感じることはありませんか? その原因を“個人のやる気”に求めてしまうと、適切な支援や改善策が見えなくなります。 そこで役立つのが Performance Diagnostic Checklist(PDC) です。 PDCは、Austin(2000)と Carr et al.(2013)によって開発された、従業員のパフォーマンス問題を環境要因から分析するためのチェックリストです。 「PDCは、先行要因と情報、設備とプロセス、知識とスキル、そして結果という4つのカテゴリーの変数を評価します。」 つまり、PDCは「行動を取り巻く条件」を4つのカテゴリーに分けて評価し、 どこに問題があるのかを特定する“診断ツール”です。 1. PDCは何のために使うのか? PDCの目的はシンプルです。 パフォーマンスが出ない原因

ABAスクールTogether
5月29日読了時間: 3分


FEEDBACK SANDWICHとは何か?そして、なぜ今はFeedforwardが推奨されるのか?
フィードバックは、教育・福祉・医療・企業など、あらゆる現場で欠かせないコミュニケーションスキルです。 ABAの現場でも、スーパービジョンにおけるフィードバックの方法として注目されています。 その中でも長く使われてきたのが「フィードバック・サンドイッチ」という方法です。しかし、近年の研究や実践では、この方法には限界があることが指摘され、代わりに「Feedforward(フィードフォワード)」が推奨されるようになっています。 この記事では、両者の違いと、なぜFeedforwardがより効果的なのかをわかりやすく解説します。 1. FEEDBACK SANDWICHとは何か フィードバック・サンドイッチとは、次の3つのステップで構成される古典的なフィードバック手法です。 最初に褒める(ポジティブ) 改善点を伝える(ネガティブ) 最後にまた褒める(ポジティブ) この「褒め → 改善 → 褒め」の構造がサンドイッチに似ていることから、この名前がついています。 この方法が使われてきた理由 受け手が傷つきにくい 会話が柔らかくなる 緊張を和らげる効果がある..

ABAスクールTogether
5月29日読了時間: 3分


ABAセラピストが守るべき「専門的境界 Professional Boundaries」
ABA(応用行動分析)の現場では、 専門的境界 (Professional Boundaries)を守ることが、 クライアントの安全・家族との信頼・セラピスト自身の身を守るために欠かせません。 ABAセラピストは、 「優しいけれど、適切な距離を保つ専門家」である必要があります。 この記事では、 専門的境界 の意味 なぜ必要なのか 実際の現場での具体例 NG行動 をわかりやすくまとめます。 ■ 専門的境界とは? 専門的境界とは、 セラピストとクライアントの関係が“適切な専門関係”の範囲に収まるようにすることです。 つまり、 友達になりすぎない 家族のように振る舞わない 私的な関係を持たない 仕事の範囲を超えた要求に応じない 個人的な利益を得ない 感情的に巻き込まれない といった 境界線を守ることを指します。 ■ なぜ 専門的境界 が必要なのか 1. クライアントの安全を守るため 境界が曖昧になると、 依存・誤解・不適切な関係が生まれやすくなります。 2. セラピスト自身を守るため 境界を越えると、 トラブル・誤解・法的問題につながる可能性があります

ABAスクールTogether
5月11日読了時間: 3分


クライアントの尊厳 Client Dignity
ABA(応用行動分析)は「行動を教える技術」と思われがちですが、 その前提には “人としての尊厳を守る” という大切な倫理があります。 ABAセラピストが必ず守るべき倫理項目のひとつが クライアントの尊厳 Client Dignityです。 これは、 支援を受ける人が、尊重され、選択し、プライバシーを守られながらサービスを受けられるようにすること を意味します。 この記事では、 Client Dignity の意味 守るための原則 具体例 NG例 をわかりやすく解説します。 ■ Client Dignity とは何か Client Dignity(クライアントの尊厳)とは、 クライアントを一人の人間として尊重し、権利・選択・プライバシーを保障することです。 ABAセラピストは、 力で従わせない 恥をかかせない 選択肢を奪わない プライバシーを侵害しない 年齢相応の扱いをする 本人の意思を尊重する 家庭の文化・価値観を尊重する といった倫理的配慮を常に求められます。 ■ Client Dignity を守るための7つの原則 1. 選択の権利を保

ABAスクールTogether
5月11日読了時間: 3分


ABAセラピー記録(Session Notes)記載方法
ABA(応用行動分析)の現場では、 ABAセラピストが毎回のセッション後に セラピー記録(Session Notes)を作成します。 これは単なる「日記」ではありません。 セラピー中に実際に起きたことを、主観を入れずに客観的に記録する専門文書です。 セラピー記録 は、とても重要で、 監査やスーパービジョンでも必ずチェックされる項目です。 この記事では、 セラピー記録の目的 書くときのルール 良い例・悪い例 完成サンプル をまとめて解説します。 ■ セラピー記録(Session Notes) とは何か セラピー記録と は、 セッション中に実際に起きたことを、事実ベースで記録する文書です。 目的は次の通りです。 ABAスーパーバイザーが介入内容を調整するための情報 保護者・学校・医療機関との共有 法的・倫理的な証拠 データの裏付けとしての記録 セラピー記録は「評価」や「解釈」をするものではなく、 “起きた事実”だけを書きます。 ■ セラピー記録(Session Notes) の基本ルール 1. 客観的に書く 主観・推測・感情は書かない。 NG: 「

ABAスクールTogether
5月11日読了時間: 3分


ABAにおける「Crisis/Emergency Procedures(危機・緊急対応手続き)」
ABA(応用行動分析)は、行動を教えるだけの支援ではありません。 支援中に危険が発生したとき、 生徒・スタッフ・周囲の安全を最優先に守ることが求められます。 そのために用意されているのが Crisis/Emergency Procedures(危機・緊急対応手続き)です。 これは、 「危険が起きたときに、スタッフが迷わず安全確保の行動を取れるようにするための手順」 を意味します。 ABAの倫理コード(BACB Ethics Code等)でも、 危険時は介入よりも安全を優先することが明確に定められています。 危機対応が必要になる場面 支援中、以下のような危険が起こる可能性があります。 強い自傷(頭を打つ、噛むなど) 他害(殴る、蹴る、引っかく) 逃走(施設外へ走り出す) 発作・アレルギー反応などの医療的緊急事態 火災・地震などの災害 こうした場面では、 強化・プロンプト・消去などのABA手続きは一時停止し、 安全確保を最優先に切り替える必要があります。 危機対応手続きの基本構造 危機対応は、次の3ステップで構成されます。 1. 危険レベルの判断..

ABAスクールTogether
5月11日読了時間: 3分


オペラント行動とオペラント条件付け
子どもの行動が「なぜ増えるのか・減るのか」を理解するための基本の考え方 子どもの支援や教育に関わっていると、 「どうしてこの行動が続くんだろう?」 「どうしたら望ましい行動が増えるんだろう?」 と感じる場面がたくさんあります。 その答えを整理してくれるのが、オペラント行動とオペラント条件づけという考え方です。 オペラント行動とは 行動の直後に起きた結果によって、今後その行動が増えたり減ったりする行動のことです。 ポイントは「結果が行動を変える」ということ。 日常の例 宿題をしたら褒められた → また宿題をしようとする お手伝いをしたらシールがもらえた → お手伝いが増える 友だちを叩いたら先生が飛んできて注意した → 叩く行動が減ることもあれば、逆に「注目がもらえた」と感じて増えることもある 行動は「結果」によって変わるため、 どんな結果が起きているかを丁寧に見ることが大切です。 オペラント条件づけとは 行動(B)と、その直後の結果(C)の関係によって学習が起こるプロセスのことです。 ABAでよく使われる「三項随伴性(A–B–C)」で整理できます

ABAスクールTogether
5月11日読了時間: 3分


ABAスクールTogether 代表からのメッセージ
ABAスクールTogether は、「世界標準の支援を、日本の現場へ」をミッションに掲げ、発達支援の質を高める教育事業を行なっています。 私を含めABAスクールTogetherのスタッフの多くは、発達障害のある子どもを育てる保護者です。 「ABAは良いと聞くのに、実際にABAを理解し、実践できる先生が少ない」 「家庭では頑張っているのに、外の環境で困った行動が強化されてしまう」 そんな切実な困りごとから、ABAスクールTogether は生まれました。 我が子はもうすぐ中学生。ABAセラピーとABAに基づく日々の対応によって、課題はありながらも、本人らしく楽しそうに生活しています。 そして親である私も、ABAという“考えるための地図”を持つことで、困った場面でも冷静に「今、何をすべきか」を判断できるようになりました。 しかし、子どもは家庭だけで育つわけではありません。 学校、地域、医療、福祉、そして家庭。 どこか一つだけが頑張っても、支援はうまく機能しません。 だからこそ私たちは、 支援者・教育者・医療者・保護者が、共通言語としてABAを共有し

ABAスクールTogether
5月10日読了時間: 2分


刺激/反応・刺激クラス/反応クラス
ABA(応用行動分析)では、行動を理解するために 刺激(Stimulus) と 反応(Response) の関係を整理することがとても重要です。 さらに、刺激や反応を「グループ」として捉える 刺激クラス(Stimulus Class) と 反応クラス(Response Class) という考え方は、支援の質を大きく左右する基本概念です。 この記事では、この4つをやさしく解説します。 ◆1. 刺激(Stimulus)とは? 環境の変化で、行動に影響を与えるもの。 ポイントは「変化」。 ●刺激の例 ドアベルが鳴る(音の変化) 光がつく(視覚の変化) 匂いがする(嗅覚の変化) 先生が近づく(状況の変化) 気温が下がる(身体感覚の変化) 刺激は 五感で知覚できる環境の変化 と考えると理解しやすいです。 ◆2. 反応(Response)とは? 刺激に対して生体が示す行動の1回分。 ●反応の例 ドアベルが鳴る → 振り向く 光がつく → 目を細める 名前を呼ばれる → 手を挙げる 寒い → 上着を着る 反応は「行動の1つの単位」です。 ◆3. 刺激クラス(

ABAスクールTogether
5月1日読了時間: 3分


飽和・剥奪と 確立操作・無効操作
行動が変わる「状態」と「機能」を区別しよう ABA(応用行動分析)では、行動が起きやすくなる条件を理解することがとても大切です。 その中でもよく登場するのが、 飽和(satiation) 剥奪(deprivation) 確立操作(EO:Establishing Operation) 無効操作(AO:Abolishing Operation) の4つです。 名前は難しそうですが、実はとても身近な概念です。 この記事では、保護者や支援者の方にも分かりやすいように、例を交えながら整理していきます。 ◆まず最初に:一番大事なポイント 飽和・剥奪は「状態」 EO・AOは「その状態が行動に与える影響」 この違いを押さえると、理解が一気にスムーズになります。 ◆1. 飽和(satiation)と剥奪(deprivation)とは? ●飽和(satiation) ある強化子(好きなもの・活動)を十分に得た状態です。 例:お菓子をたくさん食べた → お菓子の価値が下がる 例:タブレットを長時間使った → タブレットの魅力が下がる ●剥奪(deprivation)

ABAスクールTogether
5月1日読了時間: 3分


行動主義の歴史
― 行動の科学はどのように生まれ、発展してきたのか 行動主義(Behaviorism)は、 「人の行動は環境との相互作用によって学習される」 という考え方を中心に発展してきた心理学の潮流です。 ここでは、行動主義がどのように生まれ、どのように現代のABA(応用行動分析)につながっていったのかを、シンプルに整理して紹介します。 1. パブロフ(1890〜1900年代) ― 古典的条件づけの発見 行動主義の源流は、ロシアの生理学者 イワン・パブロフ にさかのぼります。 犬の唾液分泌の研究から刺激(ベル)と反応(唾液)の結びつき を発見 行動が「学習される」ことを科学的に示した最初の研究 この発見が、後の行動主義の基礎となりました。 2. ワトソン(1913年) ― 行動主義の宣言 アメリカの心理学者 ジョン・B・ワトソン は、「心理学は観察可能な行動だけを扱うべきだ」と主張し、行動主義を正式にスタートさせた人物です。 内面(心・意識)を排除 行動を科学的に研究する立場を確立 有名な「リトル・アルバート実験」で恐怖の学習を示す ワトソンは、心理学を“

ABAスクールTogether
4月30日読了時間: 3分


カリキュラムベースドアセスメントcurriculum based assessment(CBA)
― 生活や学習スキルを“そのまま”評価する方法 カリキュラムベースドアセスメント Curriculum Based Assessment(CBA)とは、子どもが実際に生活や学習で使う具体的なスキルを、カリキュラム(生活スキル・学習スキルの一覧)に基づいて直接評価する方法です。 標準化検査のように「同年齢の子と比べる」のではなく、 “この子が今どのスキルをできていて、次に何を教えるべきか”を明確にするための評価です。 ■ カリキュラムベースドアセスメント Curriculum Based Assessment(CBA) 実際の生活や学習に必要なスキルを、1つずつ直接観察して評価する方法 偏差値やIQではなく、具体的なスキルの到達度がわかる そのまま個別支援計画(IEP)や指導計画に直結する 発達支援で特に使いやすい ■ CBAの代表的な例 ① VB-MAPP(言語・社会性の発達評価) マンド(要求) タクト(ラベリング) インターバーバル(会話) 遊び・社会性 聴覚弁別 などを細かく評価する。 → 言語行動の発達段階がわかり、次に教えるべきスキルが

ABAスクールTogether
4月30日読了時間: 3分


B.F. スキナー 言語行動
ABA(応用行動分析)を学んでいると必ず出てくる名前、B.F.スキナー(Skinner)。 そして、ABAの言語支援の基礎となる理論が、彼の著書 Verbal Behavior(言語行動) です。 でも、 「スキナーってどんな人?」 「言語行動って何がすごいの?」 「普通の言語学と何が違うの?」 と感じる方も多いはず。 この記事では、スキナーの人物像 → 言語行動の考え方 → 6つの言語行動 → 支援での活かし方まで、流れで理解できるように解説します。 1. スキナーって誰? B.F.スキナー(1904–1990)は、アメリカの心理学者で、行動分析学(Behavior Analysis)を確立した中心人物です。 ✔ スキナーの代表的な貢献 行動は「環境との相互作用」で説明できると示した 強化・弱化・シェイピング・チェイニングなどの概念を体系化 Verbal Behavior(言語行動) を発表し、言語を“行動”として分析した スキナーの特徴は、 「心の中の見えないもの」ではなく、「観察できる行動と環境」に注目したこと。 この視点が、ABAの基礎に

ABAスクールTogether
4月30日読了時間: 3分


チェイニング(連鎖化)順向連鎖化・逆向的連鎖化・総課題提示法の使い分け
生活スキルを教えるとき、 「どこから教え始めればいいのか」 「全部通して練習した方がいいのか」 迷うことはありませんか。 ABA(応用行動分析)では、複数のステップで構成されるスキルを教えるときにチェイニング(連鎖化)という方法を使います。 その中でも代表的なのが次の3つ。 順向連鎖化(Forward Chaining) 逆向的連鎖化(Backward Chaining) 総課題提示法(Total Task) どれも「手順を分けて教える」という点は同じですが、どのステップから自立させるかが違います。 この記事では、それぞれの特徴と使い分けを、実例を交えてわかりやすく解説します。 1. チェイニングとは? チェイニングとは、複数のステップで構成された行動を、1つずつつなげて習得していく方法です。 例:歯磨き、着替え、料理、手洗い、片付けなど。 まずは行動を細かく分ける「タスクアナリシス」を行い、 その後、どのステップから教えるかを決めます。 2. 3つのチェイニングの違いと使い分け ■ 順向連鎖化(Forward Chaining) 最初のステップ

ABAスクールTogether
4月30日読了時間: 3分


エラーコレクション Model → Prompt → Re-do
ABA(応用行動分析)では、生徒がが学習中に誤反応したとき、どのように対応するかが学習の質を大きく左右します。 その対応方法のひとつが エラーコレクション(Error Correction) です。 この記事では、 ⚫︎エラーコレクションとは何か? ⚫︎代表的なエラーコレクションの手続き「モデル‐プロンプト‐リドゥ」 ⚫︎それでも正反応が出ないときの対処法 を現場で使える形でまとめて解説します。 1. エラーコレクションとは? エラーコレクションとは、 誤反応が起きたときに、正しい反応を確実に学べるようにするための体系的な手続き です。 目的は「間違いを指摘すること」ではありません。 正しい反応を学習しやすいように環境を整えることが目的です。 エラーコレクションの基本原則 ⚫︎誤反応には強化を与えない ⚫︎叱責や注意はしない ⚫︎正しい反応をすぐに練習し直す ⚫︎必ず「正しい反応で終わる」ようにする ⚫︎子どもの自信を損なわないように進める ABAでは、誤反応を放置すると誤った学習が固定されてしまうため、 誤反応の直後に正しい反応を練習することが

ABAスクールTogether
4月29日読了時間: 4分


ABAセラピー 課題の優先付け
子どもの発達支援では、 「教えたいことが多すぎて、どれから始めればいいのか分からない」 という悩みをよく聞きます。 確かに、発達を細かく見ていくと、身につけてほしいスキルは無数にあります。 でも、時間は限られています。 だからこそ、優先順位をつけることがとても大切です。 この記事では、 「限られた時間で最大の効果を出すための、スキルの選び方」 をシンプルにまとめます。 1. 最優先は「問題行動の代替行動」を教えること 問題行動(叩く・叫ぶ・逃げるなど)が多いと、 どんな支援も成立しません。 そのため、まずは機能的行動アセスメントをして獲得・逃避・注目・自己刺激など行動の機能を推測し、同じ目的を“より適切な方法”で達成できる行動 を教えます。 例: 叫ぶ(注目) → 「先生見て」と伝える 叩く(獲得) → 「かして」と言う 逃げる (逃避)→ 「やめて/先生助けて」と言う これができるようになると、 問題行動が落ち着き、学習に使える時間が増えるため、 次のステップに進みやすくなります。 2. 「機能的コミュニケーション」 そして生活に必要なコミ

ABAスクールTogether
4月29日読了時間: 2分


外的動機付け 内的動機付け
子どもの学習支援や行動支援の現場では、「ご褒美でやらせるのは良くないのでは」「内的動機付けを育てたい」という声をよく聞きます。 しかし ABA(応用行動分析)の視点では、外的・内的という区分は“やる気の種類”ではなく、行動を維持している強化子の種類の違いとして理解します。 そして ABA の実践で最も重要なのは、 外的動機付け(人工的な強化子)から始め、内的動機付け(自然な強化子)へ移行することです。 外的動機付け:人工的な強化子で行動を始める段階 外的動機付けとは、行動の結果として得られる外部の刺激が行動を維持している状態です。 ここで言う刺激とは、シール、ゲーム、スイーツ、ほめ言葉、注目、叱責の回避など、行動の“外側”にあるものです。 ABA では、こうした人工的な強化子は「行動を始めるためのスターター」として非常に有効だと考えます。 興味が薄い行動や、まだ習慣化していない行動は、自然な強化だけではなかなか始まりません。 そのため、まずは人工的な強化子を使って行動を引き出し、成功体験を積ませることが重要になります。 内的動機付け:自然な強化子

ABAスクールTogether
4月28日読了時間: 3分
