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効果的な強化(Effective Reinforcement)
ABA では、行動を増やすために「強化」を使います。 しかし、ただ褒めればいい、ただごほうびを渡せばいい、というわけではありません。 強化には“効果的に働く条件”がある のです。 この記事では、強化を最大限に活かすための5つのポイントを、わかりやすく紹介します。 1. 即時性(Immediate) 行動の直後に強化すること。 強化は、行動とできるだけ近いタイミングで行うほど効果が高まります。 例 子どもが片付けを始めた瞬間に「いいね!」と声をかける 宿題に取りかかったらすぐにシールを渡す 数分後に褒めても、子どもは「何を褒められているのか」がわからなくなってしまいます。 2. 明確さ・際立ち(Distinct) 強化が“はっきりと伝わる”こと。 強化がぼんやりしていると、行動に影響を与えにくくなります。 褒めるときは、 笑顔・声のトーン・ジェスチャー を使ってわかりやすく ごほうびを渡すときは、 相手の注意がこちらに向いている状態で 「なんとなく褒められた気がする」では、強化として弱くなってしまいます。 3. 記述性(Descriptive)..

ABAスクールTogether
2月8日読了時間: 5分


模倣(Imitation)と観察学習(Observational Learning)
子どもが新しい行動を身につけるとき、 目の前で見た行動をそのまま“すぐにまねる” 見た行動を“あとで思い出して使う” この2つは似ているようで、実はまったく異なる学習プロセスです。 ABA ではこれを、 模倣(Imitation) 観察学習(Observational Learning) と区別して理解します。 どちらも発達に欠かせないスキルであり、支援の方向性にも大きく関わります。 1. 模倣(Imitation)とは? 見た行動を、その場ですぐにまねる学習。 模倣は、 モデル(お手本)が目の前にいる 「こうしてね」「まねしてね」などの合図(SD)がある すぐに同じ動きを再現する という特徴があります。 ● 例 大人が手を振る → 子どももすぐに手を振る 先生が「こうしてね」とジャンプ → 子どももジャンプ ダンスの振り付けを見て、その場でまねる 模倣は、即時性 と 正確な再現 がポイントです。 2. 観察学習(Observational Learning)とは? 見た行動を、あとで自分のタイミングで使う学習。 観察学習は、 その場でまねす

ABAスクールTogether
2月8日読了時間: 5分


マッチングの法則(Matching Law)と行動コントラスト( Behavior Contrast)
ABA では、行動は「どれだけ強化されるか」によって変化します。 しかし、子どもや学習者が選べる行動はひとつではありません。 複数の選択肢があるとき、行動はどのように分配されるのでしょうか。 その答えを説明するのが マッチングの法則(Matching Law) 。 そして、強化条件が変わったときに行動が“別の場所で増える”現象が 行動コントラスト(Behavior Contrast) です。 この記事では、この2つを日常例とともにわかりやすく解説します。 1. マッチングの法則(Matching Law)とは? 複数の選択肢があるとき、行動はそれぞれの強化率に比例して分配される という法則です。 つまり、 「より多く強化される選択肢に、より多くの行動が向かう」 ということ。 ● 日常でのわかりやすい例 例1:子どもがどの先生に話しかけるか A先生:笑顔でよく反応してくれる(強化率が高い) B先生:忙しくて反応が少ない(強化率が低い) → 子どもは A先生に話しかける頻度が高くなる → 行動が“強化の多い方”にマッチしている 例2:S

ABAスクールTogether
2月8日読了時間: 6分


言語行動(Verbal Behavior)
ABA では、言語を「音声」だけでなく、 指差し・ジェスチャー・サイン・文字・表情 など、広い意味での“コミュニケーション行動”として捉えます。 そして、言語行動を理解するうえで重要なのが、 言語オペラント(Verbal Operants) という考え方です。 この記事では、言語行動の基本から、6つの主要オペラント(mand, tact, duplic, codic, intraverbal, listener responding)まで、わかりやすく解説します。 言語行動とは? ABA では、言語行動を 「他者の行動によって強化される行動」 と定義します。 つまり、 話す人(speaker)は、言語行動を出して強化を得る 聞く人(listener)は、反応したり強化を与えたりする この speaker と listener の役割の交互作用 が、言語行動の本質です。 6つの主要言語オペラント ここからは、ABA で最もよく使われる6つの言語オペラントを、例とともに紹介します。 ① Mand(マンド) 欲しいもの・必要なものを要求する言語行

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2月8日読了時間: 5分


ルール支配行動と随伴性形成行動
子どもや学習者の行動を理解するとき、 「その行動は、言葉のルールで動いているのか?」 「それとも、実際の経験から学んだ結果なのか?」 という視点はとても重要です。 ABA ではこれを、 ルール支配行動(Rule-Governed Behavior) 随伴性形成行動(Contingency-Shaped Behavior) と呼びます。 どちらも学習に欠かせないプロセスであり、支援の仕方にも大きく関わります。 ルール支配行動(Rule-Governed Behavior)とは? 言葉で説明されたルールに従って行動すること。 実際に経験していなくても、言語的な指示や警告によって行動が変わります。 ● 特徴 ルール(言葉)によって行動がコントロールされる 結果を経験していなくても行動が変わる 危険回避や社会的ルールの学習に役立つ すぐに学習できる ● 例 「家の中ではボール遊びしないよ」と言われたからやらない 「熱いから手袋を使ってね」と言われて、実際に火傷したことがなくても手袋を使う 「高電圧注意」の看板を見て近づかない 道路

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2月8日読了時間: 5分


動機づけ操作(Motivating Operation:MO)
ABA を学ぶと必ず出てくる概念のひとつが 動機づけ操作(Motivating Operation:MO) 。 行動が起きる背景には「どんな刺激があるか」だけでなく、 その瞬間に本人がどれだけその結果を欲しているか が大きく関わります。 この記事では、MO の基本から、2つのタイプ(EO と AO)、そして支援場面での活用まで、やさしく解説します。 動機づけ操作(MO)とは? MO は、 ある結果(強化子)の価値を一時的に上げたり下げたりし、その結果を得るための行動を増やしたり減らしたりする環境要因 です。 ポイントはこの2つ。 価値変化効果(value-altering effect) → その結果を「欲しい/欲しくない」と感じる度合いが変わる 行動変化効果(behavior-altering effect) → それを得るための行動が「増える/減る」 つまり、 “いま、この瞬間、どれだけそれを欲しているか” が行動に影響するということです。 MO の2つのタイプ ① EO(Establishing Operation:確立操

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2月8日読了時間: 6分


刺激弁別(stimulus discrimination)
ABA では、行動がどんな刺激のもとで起こりやすいかを扱いますが、その中でも重要なのが 刺激弁別(stimulus discrimination) です。 刺激性制御の記事でも触れたように、行動は特定の刺激のもとで起こりやすくなります。 刺激弁別は、その中でも 「似ている刺激の違いを見分けて、適切に反応できるようになること」 を指します。 刺激弁別(stimulus discrimination)とは? 刺激弁別とは 、似ている刺激の違いを区別し、それぞれに適切な反応をすること です。 行動そのものは同じでも、どの刺激に対して行うかを学び分けます。 例 「パパ」を見ると「パパ」と言う 他の男性を見ても「パパ」とは言わない → 刺激弁別が成立している状態 例 家ではハグが強化される モールではハグが強化されない(消去) → 場所の違いで行動が変わる 刺激の種類とその役割 ABA では、刺激の役割によっていくつかの名称があります。 ここではブログ読者にもわかりやすいよう、シンプルに整理します。 ● SD(強化の弁別刺激) その行動をすると強化され

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2月8日読了時間: 5分
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