ABAセラピー 課題の優先付け
- ABAスクールTogether

- 2 日前
- 読了時間: 2分
子どもの発達支援では、
「教えたいことが多すぎて、どれから始めればいいのか分からない」
という悩みをよく聞きます。
確かに、発達を細かく見ていくと、身につけてほしいスキルは無数にあります。
でも、時間は限られています。
だからこそ、優先順位をつけることがとても大切です。
この記事では、
「限られた時間で最大の効果を出すための、スキルの選び方」
をシンプルにまとめます。
1. 最優先は「問題行動の代替行動」を教えること
問題行動(叩く・叫ぶ・逃げるなど)が多いと、
どんな支援も成立しません。
そのため、まずは機能的行動アセスメントをして獲得・逃避・注目・自己刺激など行動の機能を推測し、同じ目的を“より適切な方法”で達成できる行動 を教えます。
例:
叫ぶ(注目) → 「先生見て」と伝える
叩く(獲得) → 「かして」と言う
逃げる (逃避)→ 「やめて/先生助けて」と言う
これができるようになると、
問題行動が落ち着き、学習に使える時間が増えるため、
次のステップに進みやすくなります。
2. 「機能的コミュニケーション」
そして生活に必要なコミュニケーションを優先します。
例:
欲しいものを伝える
拒否を伝える
コミュニケーションが整うと、生活が楽になり、問題行動もさらに減ります。
3. そして取り組みたいのは「学習の前提スキル」
代替行動が安定したら、
学習の土台となるスキルを整えます。
例えば:
座っていられる
注意を向けられる
模倣できる
マッチングできる
課題の開始・終了がわかる
これらが育つと、他の課題を開始する土台が出来ます。
ここを丁寧に育てることが重要です。
4. 生活に直結するスキルを優先する
時間が限られているなら、
今日から生活が楽になるスキルを優先するのが合理的です。
例:
トイレ
食事
着替え
手洗い
学校のルーティン(朝の支度など)
家族の負担も減り、本人の自立も進みます。
指導の時間が限られているからこそ、優先順位をつけよう
発達支援は、
“チェックリストを全部埋める作業”ではありません。
優先すべきは、
問題行動を減らす
クライアントが必要とするコミュニケーションを満たす
学習の土台になる
生活に必要
本人のQOLを上げる
これらに当てはまるスキルを優先し、ABAセラピーを組み立ててみてください。


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