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強化スケジュール(Schedule of Reinforcement)

  • 執筆者の写真: ABAスクールTogether
    ABAスクールTogether
  • 2月8日
  • 読了時間: 5分

更新日:3月2日

ABA(応用行動分析)では、 行動を強化するタイミングや頻度を 強化スケジュール(Schedule of Reinforcement) と呼びます。


強化スケジュールは、 行動がどれくらい速く学習されるか、どれくらい維持されるか   に大きく影響します。


強化スケジュールには大きく分けて2種類があります。


  • 連続強化(CRF)

  • 間欠強化(Intermittent Schedules)

    • 固定比率(FR)

    • 変動比率(VR)

    • 固定間隔(FI)

    • 変動間隔(VI)


それぞれの特徴をわかりやすく解説します。



① 連続強化(CRF / FR1)

行動が起きるたびに毎回強化する


連続強化とは、 行動が起きるたびに必ず強化するスケジュール


■ 例

  • ボタンを押すと毎回ジュースが出る

  • 宿題を提出するたびにシールがもらえる

  • 「ありがとう」と言うたびに褒められる


■ 特徴

  • 新しい行動を教えるときに最適

  • 行動が素早く増える

  • ただし、強化がなくなると行動が消えやすい




② 間欠強化(Intermittent Schedules)

“ときどき”強化するスケジュール


間欠強化とは、 行動のすべてを強化するのではなく、一部だけを強化するスケジュール

行動がとても強く維持されるため、 現場で最もよく使われます。




1. 固定比率(FR:Fixed Ratio)

一定回数の行動ごとに強化する


■ 例

  • 5回ボタンを押すとジュースが出る(FR5)

  • 3問解いたら休憩(FR3)

■ 特徴

  • 行動率が高くなる

  • 強化後に少し休む「ポスト強化休止」が起きやすい



2. 変動比率(VR:Variable Ratio)

“平均して”一定回数の行動ごとに強化する


■ 例

  • スロットマシン(平均20回で当たるが予測不能)

  • 何回目の「ありがとう」で褒められるかは毎回違う

■ 特徴

  • 行動率が非常に高い

  • ほとんど休まず行動が続く

  • 消去にとても強い(最も消えにくいスケジュール)



3. 固定間隔(FI:Fixed Interval)

一定時間が経過した後の最初の行動を強化する


■ 例

  • 2分ごとに1回だけ強化(FI2分)

  • 給料日(1か月ごとに支払い)

■ 特徴

  • 時間が近づくと行動が増える

  • “ホタテ貝型(scallop)”の行動パターンが見られる



4. 変動間隔(VI:Variable Interval)

“平均して”一定時間が経過した後の最初の行動を強化する


■ 例

  • スマホの通知(いつ来るかわからない)

  • 釣り(いつ魚がかかるかわからない)

■ 特徴

  • 安定した行動率

  • 比率スケジュールほど高くはないが、持続性がある





強化スケジュール(Schedule of Reinforcement)

スケジュール

強化のタイミング

行動の特徴

CRF 連続強化

毎回

速く学習するが消えやすい

FR 固定比率

一定回数ごと

高い行動率+休止

VR 間欠強化

平均回数ごと

最も高い行動率・消えにくい

FI 固定間隔

一定時間ごと

時間が近づくと行動が増える

VI 変動間隔

平均時間ごと

安定した行動率



現場での活用ポイント


● 新しい行動を教えるとき

連続強化(CRF)

● 行動を維持したいとき

間欠強化(特にVRやVI)

● モチベーションを高めたいとき

VRスケジュールが最も効果的



まとめ:強化スケジュールを理解すると“行動が続く理由”がわかる


  • 強化スケジュールは行動の学習・維持に大きく影響する

  • 連続強化 → 初期学習に最適

  • 間欠強化 → 行動を強く維持できる

  • 間欠強化 → 最も消えにくい

  • 固定間隔/変動間隔 → 時間ベースの行動パターンが生まれる


強化スケジュールを理解すると、 「なぜこの行動が続くのか?」 「どうすれば行動を維持できるのか?」   が科学的に説明できるようになります。


【問題1】

子どもが「手を挙げたら毎回必ず先生が『いいね!』と褒めてくれる」ため、手を挙げる行動がすぐに増えたが、褒められなくなるとすぐに減ってしまった。 このスケジュールはどれか?

  • A. FR(固定比率)

  • B. VR(変動比率)

  • C. CRF(連続強化)

  • D. FI(固定間隔)


正答:C  

解説: 毎回強化されるため行動はすぐ増えるが、強化がなくなると消えやすいのがCRF。


【問題2】

「3回ブロックを片づけたら1回シールがもらえる」というルールで、子どもはシールをもらった直後に少し休み、その後また急に片づけを始める。 このスケジュールはどれか?

  • A. FR(固定比率)

  • B. VR(変動比率)

  • C. VI(変動間隔)

  • D. FI(固定間隔)


正答:A  

解説: 一定回数ごとに強化されるため行動率が高く、強化直後に休む「ポスト強化休止」が起きやすい。



【問題3】

「ありがとう」と言ったときに褒められる回数が毎回違うため、子どもはほとんど休まず「ありがとう」を言い続けている。 このスケジュールはどれか?

  • A. FR

  • B. VR

  • C. FI

  • D. VI

正答:B  

解説: 平均して一定回数で強化されるが予測不能なため、行動率が非常に高く、消去にも強い。



【問題4】

「2分ごとに1回だけポイントがもらえる」ため、時間が近づくと急に子どもが机に向かうが、ポイントをもらった直後はしばらく行動が減る。 このスケジュールはどれか?

  • A. FR

  • B. VR

  • C. FI

  • D. VI


正答:C  

解説: 一定時間が経つと強化されるため、時間が近づくほど行動が増える“ホタテ型”パターンが見られる。


【問題5】

先生の「よくできてるね」という声かけが、いつ来るかは分からないが、平均すると3分に1回くらい。子どもの作業ペースは安定している。 このスケジュールはどれか?

  • A. FR

  • B. VR

  • C. FI

  • D. VI

正答:D  

解説: 平均して一定時間ごとに強化されるため、行動は安定しやすい。


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