行動契約 Behavior Contract
- ABAスクールTogether

- 7 時間前
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ABA(応用行動分析)には、 「どんな行動をしたら、どんなごほうびがもらえるのか」 を紙に書いて明確にする、とても実用的なツールがあります。
それが 行動契約(Behavior Contract) です。随伴性契約(Contingency Contract)ということもあります。
家庭でも学校でも療育でも使える、シンプルで効果的な方法として広く知られています。
行動契約ってどんなもの?
行動契約とは、 「○○ができたら、△△がもらえる」 という約束を、紙に書いてお互いに確認する仕組みです。
ポイントは3つ。
やるべき行動(Task)を具体的に書く
もらえるごほうび(Reward)を明確にする
双方が署名して合意する
この3つがそろうことで、 「何をすればいいのか」「どうなれば成功なのか」がはっきりし、 子どもも大人も迷わず取り組めるようになります。
行動契約のテンプレート
行動契約には、次のような項目を入れます。
名前(Name)
__________________________
日付(Date)
__________________________
行動(Task)
__________________________
ごほうび(Reward)
__________________________
署名(Signature)
_____________ 日付(Date) ________
署名(Signature)
_____________日付(Date) ________
なぜ行動契約は効果があるの?
行動契約は、次のような理由でとても効果的です。
① 行動の基準が明確になる
「ちゃんとやる」「がんばる」では曖昧ですが、 「宿題を18時までに終わらせる」なら誰が見てもわかります。
② 子どもが“自分で選んだ”感覚を持てる
契約は一方的に押しつけるものではなく、 一緒に決める ことで主体性が育ちます。
③ 成功体験が増える
達成した日がチェック表に増えていくと、 「できた!」という実感が積み重なります。
④ トラブルが減る
「言った・言わない」のすれ違いがなくなり、 家庭や教室の雰囲気が落ち着きます。
どんな場面で使える?
行動契約は、さまざまな場面で活躍します。
宿題・学習習慣
朝の支度
片づけ
学校での課題
習い事の練習
行動の改善(例:席を立たない、順番を守る など)
シンプルな仕組みなので、年齢や発達段階に合わせて柔軟に使えます。
まとめ:行動契約は“行動の見える化”で成功を増やすツール
行動契約(Behavior Contract)は、 やるべき行動とごほうびを明確にし、成功を積み重ねるためのシンプルな方法 です。
具体的に書く
わかりやすくする
合意してから始める
この3つを押さえるだけで、 家庭でも学校でも、行動がぐっと安定しやすくなります。
■問1
行動契約の基本的な目的として最も適切なのはどれですか?
A:子どもに罰を与えて行動を減らすこと
B:行動の基準とごほうびを明確にし、成功を増やすこと
C:大人が一方的にルールを決めて守らせること
D:行動を記録するだけで特に強化は行わないこと
正解:B
解説:行動契約は「やるべき行動」と「ごほうび」を明確にし、成功体験を増やすためのツールです。
■問2
行動契約に必ず含めるべき項目として正しいものはどれですか?
A:行動の理由
B:行動の歴史
C:やるべき行動・ごほうび・署名
D:罰の内容
正解:C
解説:Task(行動)、Reward(ごほうび)、双方の署名が行動契約の基本要素です。
■問3
行動契約が効果的な理由として最も適切なのはどれですか?
A:曖昧な表現でも子どもが理解しやすいから
B:子どもが自分で選んだ感覚を持ちやすいから
C:ごほうびがなくても行動が増えるから
D:契約を守らないと罰が与えられるから
正解:B
解説:行動契約は「一緒に決める」ことで主体性が育ち、取り組みやすくなります。
■問4
次のうち、行動契約が特に役立つ場面として最も適切なのはどれですか?
A:自然な反射行動を教えるとき
B:複雑な学術研究を行うとき
C:宿題や朝の支度など、行動を明確にしたい場面
D:強化子を使わずに行動を増やしたい場面
正解:C
解説:行動契約は日常の行動を「見える化」することで成功を増やすのに役立ちます。
■問5
行動契約を作成するときに避けるべき記述として最も適切なのはどれですか?
A:「宿題を18時までに終わらせる」
B:「机の上を片づける」
C:「がんばる」「ちゃんとやる」などの曖昧な表現
D:「終わったら10分ゲームをする」
正解:C
解説:曖昧な表現は基準が不明確になり、契約として機能しにくくなります。
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